フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

(その3)排水機場〜調圧水槽〜ポンプ設備を見たよ。

首都圏外郭放水路の施設概要はこちらのサイトをどうぞ。ぶっちゃけていえば、洪水の鉄砲水を地下水路に逃がして浸水を防止するのが役目。
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/works/saigai/sonae/gaikaku/
東京から1時間強で埼玉県北葛飾郡庄和町にある目的地に到着。爽やかな青空と江戸川の開放感のある景観を撮影とかしながら加野瀬くんにパナソニックのデジカメの素晴らしさを布教。今の僕は浜崎あゆみに感じ悪いとかゆわれたら即起立して客席にダイブ出来る位パナソニック信者ですよ!マジで。あとセスナに曳航されたグライダーとか飛んでて気持ちよさげ。時間があったので管理棟内部の広報施設を見学。放水路とかポンプの機構を分かりやすく説明してる。テレビや映画のロケとかもやってて、スカイハイ劇場版*1のとか仮面ライダー555*2、実写版鉄人28号*3等の撮影中のスチル、出演者のサインとかが飾られてたのもヲタ的に見逃せないポイントかと(笑)。
そしていよいよ現場の方の案内で、安全ヘルメットを被って地下の調圧水槽へと続く階段を下っていく。

でけぇ。

とにかく巨大。空間のスケールが異質すぎて5感を圧倒される。巨大をロボットの格納庫クラスだ。177mx78m、高さ25mの内部空間*4には2mx7mの太いRC柱が59本並び、水槽の端部には直径30m、深さ60m以上の立坑が接続しており、上部から差し込む光が眩しい。るまんさんは手を叩いて残響効果を嬉しそうに試している。あんまりそういうのは考えたことなかったので分からないけれど、多分無意識にその異質さを自分も感じているのではないかと思った。こういう建造物に直に触れて一番面白いのは視覚だけでなく、聴覚や嗅覚、さらには空気の湿度や圧力といった情報は、けっしてWebや印刷物では分からないという当たり前の事実をいつも思い知らされる。見てるだけで体力使うもんなぁ。
ちなみに水槽といっても、水が入るのは洪水の時だけ。平時は人が安全に出入り可能。
地上に出てきてひとごこち。大谷の時にも感じたけど、地下から地上に戻ったときの空気の味は凄く新鮮に感じる。横には水槽上部の大きな緑地が広がっており、近所の人が犬の散歩とかに来ており、真下にそんな異次元空間が広がっているとは思えないのどかな雰囲気(笑)。次は管理棟地下のポンプ施設へ。調圧水槽へと流れ込んだ水を江戸川へと放水するためのもので、ボーイング737と同型のガスタービンエンジンによって駆動するポンプが4機設置されており、内2機が稼動中、2機が建造中。地下だけどマシンハッチを兼ねたトップライトからの採光が暖かい。機器のクリーム色の塗装や茶系統の色の市松に塗り分けられた床の塗り床と合わさって、落ち着きのある内装となっている。目当てのガスタービンエンジンは筐体内部に収納されているため、直には見ること出来ず。残念。建造中の方は羽根車を収納するケーシングは設置完了しており、その上部に打設するスラブの配筋中。結構配筋ごっつそう。

*1:冒頭で連続殺人事件の被害者が発見されるのがここの立坑。かなり衝撃的なシーン。

*2:最終回のバトルが調圧水槽だった。確かオートバジンが柱の影から現れてホースオルフェノクに瞬殺されてたような。うろ覚え。

*3:製作中

*4:ちなみにギリシャパルテノン神殿の2倍強。2x2x2=8個がすっぽり入る大きさ。