フエタロさんの日記です。

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地底文化フォーラムに行ってきたよ(2004/11/21)

http://g-cans.jp/
埼玉県の庄和町にある首都圏外郭放水路という場所*1で行われたイベントを巨大建築愛好会の皆さんと見学してきたよ。

フォーラム開催前。

最寄り駅の東武野田線南桜井駅に集まったメンバーは先週のゆるオフでも一緒だったわたらせ親分(id:yasai)、あすまさん(id:asuma0760)、魚蹴さん(id:walkeri)と割と久々のうたげさん(id:enmotakenawa)とひまげさん(id:himage)。それとフエタロさん招待枠で参加の高島さん(id:匿名希望)も参加。家が近いらしいドクセリさん(id:DocSeri)と家が一番遠いので午後から参加のジュビリーさん(id:Jubilee)、寝坊したHALさん(id:HAL)は現地合流になる。なんか今回は女子率高いです。15分間隔で運行しているシャトルバスで会場へ。現地の天候は快晴。調整池なので、屋内といえども雨には弱いので嬉しい限り。午前中は調圧水槽内の一般公開とか地元小中学生の絵画コンクールとかやっていて、なんちゅーか地元の為のイベントって感じ。見学施設の龍Q館は前回来た時に散々見たので、前回撮影しそびれた特撮ロケ風景や俳優のサインを余さず撮影。
そしてメインの調圧水槽へ。この日の為に作った特注ヘルメットが役に立つ時が来たよ!かさ張るのに頑張って持ってきたんだ僕達は!とワクワクしながら被ったけれど、廻りの人はヘルメットしてないよ!なんで!この前着たときは全員着用だったしジオサイトだってそうだったじゃないかー!うわぁぁん!・・・どうやら今日はヘルメット不要みたいです。・・・でも被るもんね。ふんだ。
気を取り直して長い階段を下って地下25mへ。

なんか前回よりもかなり明るいです。今日は公開日なので照明を全部灯しているようだ。前回みたいな薄暗い位が風情があるけれど、明るい方が写真は撮りやすいので嬉しい。あと、前回は床にかなり泥が溜まっていたけれどスタッフの皆さんが一生懸命清掃したらしく、とても綺麗。おかげで前回いけなかった放水口の辺りも見れた。

この暗い穴の先にポンプ施設が。

なんか地底の人工水路みたいでカコイイ!
ここで密かな野望を達成せんと、オモチャ同志の魚蹴さんを引き連れ、そっと皆から離れてマーミットの1/6ストームトルーパーを使っての撮影会を敢行。多分この調圧水槽で今日一番馬鹿な事してるんじゃないかしらんとか思いつつも楽しくて仕方がない。

やっぱ部屋撮り&合成では得られないっすよ、この臨場感!とかやってるといつの間にか皆に発見されてて恥ずかしい。トホ。
一般見学時間も終わって地上へ。いつも感じる地下から地上へ帰還したときの心地よさ。今日は天気も良くて格別美味しい空気。昼飯は美味しいちゃんこ鍋が振舞われ、天幕の元で昼休み。HALさんが初対面の高島さんに『あたしの友達にそっくり〜ネギ苦手なとこも〜』とイキナリ親睦を深めまくり、ちゃんこのネギを譲り合う乙女達。あとドクセリさんの娘さん、セリ子ちゃん(1歳・仮名)はまたたくまに皆の人気者に。ちゃんこ喰ってても視線は彼女の一挙手一挙動に釘付け。
食事の後は地下のポンプ施設を見学。

さすがに今日は現場は全休。前回配筋していたスラブの打設も終わり、タービンエンジン下の支承が設置されてた。ふと前をみると庵野監督&モヨコ夫妻が!!ぎょえー!ババババグジュエルッ!明日がわたしの誕生日なのっ!もードキドキですよっ!

フォーラム本番。


いよいよ調整水槽内の特設ステージで地底文化フォーラム開催。ライトアップされた列柱が美しい。ちなみにキョダチクの面々はちょっと薄暗かったり、色のついたライトをみると『ムーディーだ!』しかゆわない。語彙が少なすぎだと思う。
プロデューサーの山名氏の司会進行によるフォーラムは地元代表の方の挨拶や荒俣宏氏のメッセージで始まり、ゲストの入場。最初のプレゼンは地底文化総合研究所という厳めしい名前だけども内容は劇場版ドラえもんと地底の関連研究というヲタっぽい内容。一瞬だけスクリーンにうつるシズカちゃんの入浴シーンがやけにギャルゲーテイストで乳に掛かる湯気のギリギリっぽさとか結構いい仕事してたけど会場の300人の内15人位しか分かんないんだろうなぁとか思ったり。
次のプレゼンは日本鋼製地下室協会会長の東方洋雄氏。地下室作り続けて30年の地下室チャンピオンが地下室とか地下都市への過剰な愛を熱く語る話は凄みが溢れるが、それより東方氏が昔作ったシステム住宅の方が萌えたっす(笑)。

こんなん。スケルトンのラーメン構造体にトラックサイズのコンテナ住宅をビルトイン!メタボリズムを純粋な技術的アプローチで達成する力技が素敵だ。
次は国土交通省大学校教授の宮尾博一氏。外郭放水路と地元の関わりが建設当初から行われていたとか。調圧水槽の土工事中の空撮写真が巨大遺跡みたいな感じでめっさ素敵だった。
4番目は国土交通省松本隆平氏より、大深度地下利用の現状について。要するに、大都市圏で現状利用されている地下よりさらに深い大深度地下を、公共性のある事業に限り使用権を認め、地権者に損失補償が必要ないという制度。東京外環やリニア中央新幹線もこれを利用して計画が進められてるとの事。ちなみにカンキャラはモグラのチカちゃん(♀)。求む擬人化。
ここで飛び入り参加のニシモトタロウ氏(http://www.taro.st/)率いる阿佐ヶ谷美術専門学校の生徒の皆さんによる、地底施設の有効活用のプレゼン。シールドマシンや調圧水槽を模したアイコン入りの光る腕輪がカッコよくて欲しかったなーとか。
最後は地下都市研究会の皆さんによるカッパドキアやスーパーカミオンデの紹介。例によって本筋の地下話よりも、坑道内での岩盤掘削用重機のハードコアっぷりに目を奪われる。ガンヘッドのラスボスとかカールビンソンのまるちぷるたいたんぱーみたいな感じだったよ。あと坑道内の作業車に高度計が付いてるのも萌えポイントとの魚蹴さんの主張。
そして今回一番の驚きが、庵野監督のコメントがわたらせさんがいつも主張してるのとまったく同じだったよ!やれ黒部ダム萌えだの今の東京タワーの展望台の色は駄目だとかもっと建設現場見たいとかetc・・・。うーん。にんともかんとも。

最後に山名氏の呼びかけ。明かりを消し、目を閉じて地下空間を感じてみようということでひんやりとした空気の流れとか緩やかな反響の広がりとかを肌でスメル。まぁ、もちろん目を開けて廻りをみたりもするけれど(笑)。
終了後は、高島&コロボックルが安野モヨコさんと記念撮影するっちゅーので撮ってあげたり*2。長い階段を上って再び地上に上がると夕焼け空が。

地元の人が無料配布していた腐葉土を貰って鞄にしまうひまげさん、聞けば鉢植えにつかうとの事。多分キョダチクメンバーでダントツ女子度トップはこの人に違いないと思った。ってゆーか他の(ry

その後。

さすがに半日地下で過ごすと結構冷えるので温かいものが食べたいー!と皆の意見も一致して、春日部に出て駅前の魚民へ。6時前だったので割と空いてて個室ゲト。落ち着ける個室と石狩鍋にリラックスしてついつい10時近くまで長居してしまったり。
という訳でみなさんお疲れ様でした。

*1:詳しくはid:Fuetaro:20040912参照

*2:高島さんはモヨコさんを見た後、うわ言の様に『お金を掛ければ・・・あーゆー風になれるのか・・・』とつぶやいてた