DMC-LX1インプレッション。

さすが注目の新製品だけあって、持ち歩いてると結構注目されたりするこのデジカメ、土曜から今日まで約200枚撮影しての感想をば。
とにかく、楽しいのは28mmワイドレンズと16:9CCDの撮影感覚。今まで収まりきらなかった構図がスッとファインダーに収まる感覚はFX2とは異次元の感覚。視界の端から端まで入るみたい。覗いているだけでとにかく楽しい！まさにこれでしか撮れない写真といった処か。縦にしてビルとか撮るのも中々面白い。画質はFX2と同じ印象で、彫りの深いバランスの取れた画作り。ISO200位からノイジーになるのも一緒(笑)。暗いところでは積極的にマニュアルモードを使っていくべきかも。あとマクロが中途半端なのも相変わらず。
操作感覚もFZ2からかなり作りこまれてる。起動の早さもリコークラスとまでは行かなくても、十分実用的なレベルになってるし、マニュアル時のジョイスティックで絞り・シャッタースピードが操作できるのもかなり使いやすい。FZ1ではいちいちメニューに行かないと駄目だった。パナソニックのデジカメは基本操作が同じなので扱いやすいけど、モデルを追う毎にブラッシュアップされていくのがよく分かる。あと細かい処では、縦位置で撮影したときに、画像にその情報が記録されてビュアーで回転させなくても縦表示されるのがすげぇ便利。FX2の泣き所だったバッテリーはFX8以降の大容量バッテリーなので、１日撮っても持ちそう。予備を買うかはもちっと考えてからだな。
サイズはFX2を5mm程横長にして、レンズをつけたような位で、よくこの高性能をこのサイズにと関心してしまう。でもレンズが本体と同じ厚さで出っ張ってるなので、レンズキャップはつくわポケットに収まらないわケースを選ぶわで携帯性はだいぶ落ちてる。購入時の一番の悩みどころはここかも。
値段はすこし高めだけど、コンパクトデジカメでここまで遊べる機種はあまりなさそうなので、これ１台で全部済ませたくて、なおかつ買い替えを考えてる人には激しくお勧め。初心者にもお勧めできるけど、値段を考えるとCaprioR2とかのがいいかも。微妙。デジタル一眼やハイエンド機を持ってる人がサイドアームとして持ち歩くであれば、FX9とかのがいいかと。