フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

ヘイズルの文脈。

ぼーっとヘイズルのキットを眺めていて考えたんだけど、これをデザインしたのは藤岡建機な訳だけど、そのソースとなるデザインを築ずいてきた沢山のデザイナーがいるというのがこのキットの面白さに繋がってるんじゃないかと。
まず、ヘイズルのデザインの元になったのは0083のラストでチラッと出るティターンズ用の最初のMSであるジム・クウェル(カトキハジメのデザイン)で、その0083系のGMのルーツはガンダムセンチネル0079発のRX-78 Ver.ka.*1で、んでその源流は0080出渕裕リファインに寄るGM*2な訳で、それらのOVA作品のデザインはそもそもオリジンである大河原邦男の初代RX-78と大河原と藤田克己の手によるRX-178のミッシングリンクを埋める意味合いを作品自体のテーマをともに担っている、といった重層的な文脈がある。
それに加えて、細かいディテールで行くと側頭部の四角いラッチ、Eパック、胸部センサーはRX-178、胸部の増加装甲はEX-S、ふくらはぎの増加装甲はパワードGM上げ底ソールはGP-01fb、シールドバインダーはギャプラン、額のモノアイバイザーは0083のGMスナイパーカスタム〓、隠し腕ユニットはthe-O、腰リアアーマーはNT-1のチョバムアーマー、ノーマルシールドはGMカスタムと引用満艦飾といった風情(笑)。こういうマッハの戦いテイストが最近のカトキがやや薄味になりすぎて不満を感じる層に受けているのかしらん。知らんがな。
あとはカラーリングについても、いわゆるガンダムトリコロールをどう料理するかという先人達の悪戦苦闘の痕跡やティターンズカラーのアレンジを楽しんだりするのが通。
まぁ普通の人はそんなワケワカな事は気にせず、『わーガンダムかっちょええズゴゴゴヒューンドカバカゴブァーン』とかゆって遊んでいればいいと思います。はい。
追記)
設定的に言えばヘイズルはNT-1を始祖とするオーガスタ系*3の最終系な訳ですな。一年戦争時の機体の末裔がアナハイム系のムーバブルフレーム機に開発競争で敗れるもグリプス戦役まで戦い抜くみたいな妄想でハァハァするという、袋小路テイストなダメっぷりがマッハの戦いの醍醐味ですよ(違

*1:肩アーマーの形状、反り返ったソール、腰フロントアーマー、スネ廻りの意匠とかに面影が

*2:胸のダブルインテークなどが特徴

*3:http://members.jcom.home.ne.jp/0911502801/gundam_nt1.htm