2006-08-08 物語の終わらせ方について色々。 映画の作劇法として、広げた風呂敷をすべて畳むのが常識であり、畳めない映画は欠陥品という見方はあまり好きではない。だから僕にとってはガメラ1999やゲドはあまり悪い評価にならない。むしろ『魔女宅』や『ナウシカ』のように2時間の映画を終わらせる為に用意された快楽曲線上の要求によるクライマックスで、それまで丁寧に積み上げてきた物語の主題に泥をかけるような振る舞いの方が違和感を感じる。 でもTV版EVAはありだと思うのは矛盾してる見方?そこに誠実さを感じるか否かというのは主観的すぎて微妙。 そういうものを超克している黄金時代のトミノのジェノサイドっぷりは爽快。