フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

日記。

  • という訳で今日も邦訳アメコミを買って来たよ。幸せ。

キャプテン・アメリカ:ニューディール (MARVEL)

キャプテン・アメリカ:ニューディール (MARVEL)

  • 一冊目はキャプテン・アメリカニューディール。9.11テロの数ヶ月後に発行されたタイトルで、スティーブ・ブシェミよろしく廃墟のWTCで災害救助活動に身を投じるキャップから始まり、スーパーヴィランではなくアサルトライフルを手にしたテロリストや子ども兵との戦いの中でその意味を自問自答し続ける姿を描いた作品。ナショナルカラーのコスチュームを纏った彼だからこそ、その正義と悪の二元論で語れない灰色の世界で、なおも正義を希求する苦悩も際立ってくる。
  • 昨日のウィンターソルジャーが過去の膨大なストーリーやキャラクターから新たな伏線をつむぎだしていくハイコンテクストな内容だったのに対し、本作は比較的シンプルでスタンドアローンな構成となっており、初心者にもお勧め。

シビル・ウォー (MARVEL)

シビル・ウォー (MARVEL)

  • 二冊目はシビルウォー。とある事件をきっかけに、強大なスーパーヒーローを野放しにしておく危険性に対する市民感情が険悪化、政府登録制を訴えるアイアンマンをリーダーとする派閥と、それに反対するキャプテンアメリカ達のガチバトル!どっちの主張も一理あったりそりゃあやりすぎだろうという感じで、上手くバランスを取りつつも対立がどんどんヒートアップしていくストーリーはさすがキックアスのマーク・ミラー、いい仕事してる!って感じ。ちなみにX-MENの皆さんはどちらにも与しない中立派閥なので割りと空気だったり。
  • そして来月はなんとシビルウォーの後、凶弾に斃れたキャップの死と残された人々を描くデス・オブ・キャプテンアメリカが刊行だ!いやもう実に素晴しい。映画公開の特需とはいえ、ここまで集中的にキャップの邦訳が出版されるとは嬉しいねえ。