読んだ本。

もえいぬ 正しいオタクになるために

嶽本野ばらがしばらく見ない間にヲタになってた。その転向の記録をしたためたエッセイで、なんかそんな思い入れのある作家ではないんだけど色々残念な感じが面白かった。ヲタ的な考察については本人も書いてるけど底の浅い事しか書いてないので期待しないように。あと、僕の廻りは結構年季の入ったヲタが多いので、ハルヒやらきすた辺りから入った人ってこういう感じなんだなあと新鮮な感じ。一番くじは２回引いてA賞B賞同時に引くくらいでないと神を見たとはいえないぞ。

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

筒井康隆がしばらく見ない間にラノベ作家になってた。とはいえエログロ描写は相変わらずだったので安心した！昔からそうだけど、この疾走感はある意味ラノベ的かもしれない。メタラノベとしても読めるよとか作者があとがきで書くのは珍しいな。そういうのはよく分からんけど。

チャボとウサギの事件

ハックルさんの小説。前から買おうと思ってたけど、本屋でどこにあるのか見つけられずにしばらく経って昨日ようやく見つけた。ジュブナイルって帯に書いてあるけどラノベやヤングアダルトにあるわけでなく、もしドラみたいに経済書やスポーツ関連の平台にあるわけでもないとイマイチ得体のしれない感じ。内容は小学校で起きる連続動物惨殺事件を子どもたちが解決するというものだけど、話の本筋よりも彼らを取り巻く人々の描写に重点が置かれていて、本筋はあっさりと解決してしまうのでちょっと物足りない感じ。つまらなくはないけど面白いかというと微妙。次回作は気が向いたら読むかも。