フエタロさんの日記です。

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「How Old Am I ?!」 桃井はるこ 年忘れライブ!!に行ってきたよ。

以前、ライブビデオのコメンタリーで、桃井はるこの所属する事務所の社長が語っていた言葉が物凄く印象に残っている。曰く「『口からCD音源』って悪口かと思ってた」という内容で、そりゃあモモーイのようなパフォーマンスをする歌手を日常的に見てたらそう思うのも当たり前だと。他の歌手はあまり良く知らないのでなんとも言えないけど、こと桃井はるこという人に限れば、確実にCDに収録されているボーカルよりも、ライブのそれの方が数段優れているからだ。自分にとってもそれがもう当然というか、冷静に考えるとCD収録時よりもさらに経験も積んでるし、歌い込んで深まるものあるだろうし、なにより収録スタジオには僕らファンがいないのだから、そりゃあ気持ちの入り方も違うだろうな、とか。
てな訳で今日のライブの感想である。が、ワンマンライブの度に書いている、モモーイの最高のライブは最新のワンマンライブ、という毎回恒例の感想を書けばそれで全て事足りる、そんな最高で最強で愉しすぎて素敵すぎて、そんなライブだった。おわり。
…というのもアレなのでつらつらと思い出しながら書いていこう。まずはオープニングアクトののんちゃんことNOZOMIさんからスタート。バックバンドがモモーイとは別メンバーなんだけど、何故かバッキーさんとかHaraddyさんとか謎の豪華さが。夏ワンマンの時の曲に加えて、新たな曲も。リトルノン時代の曲も聞きたさあるけど、時間的にちょっと厳しいか。
そしてモモーイのターン、「Good morning」の弾き語りからの「Sunday early morning」スタート。最近のモモーイのライブは本当にどんな曲が来るのか全く予想不能で物凄く楽しい。レコ発の縛りがあるライブよりも断然好きだ。衣装はカナダのモモイストが作ってくれたというピンクのセーラー服。ヒラヒラと舞うケープが凄く可愛らしい。桃井はるこ37歳、いつまでもセーラー服の似合う素敵な女性で居て欲しいものである。あと結構ピンクの見せブラがチラチラと裾から覗いてラッキーな感じに満ちあふれていた。尊い
MCで今回はバラード歌わないとセトリバレ宣言の通り、ノリの良い曲の連打連打で腰の爆弾を気にしつつも高まる自分、やばい。色々な意味でヤバイ。「恋のタイムリミット」はコールでチャントっぽくオーオーみんなで叫ぶとこが大好き。「始発に乗って」はコミケ帰りのヲタへの応援歌だろうか。あとpartyからのcueも鉄板な繋ぎだ。中盤で今日最初のサプライズ曲、「氷室屋ロック」が!ギャルゲーのキャラソンなのだが、なんというか80年代Jロックのパクリというかオマージュというか、とにかくおっさんホイホイ力の高いこの曲、よもやバンドライブで聞けるとは思わなかった。聞け、モモイストよ!これがモモーイのロックだ!多分違うと思うけど。「め・あ・り・ひ・と」はサイリウムの輝きが自分の生きる糧と歌い上げるモモーイサイリウム賛歌、ライブで聞いてこそ意味のある歌だと思う。こういう時に、別々の色を振るモモイストの彩るフロアの輝きは物凄く美しいなあと実感してしまう。この「自由」こそがモモーイ現場を唯一無二として通いたくなる一番の魅力なんだろうな。
そして後半戦に突入してモモーイお得意の殺しに来てるセトリ、まさにキリングセトリである。「Brand new music」はファンとの掛け合いもいいし、最後んとこのラーラーラーララーというアドリブも好き。ライブ映えする曲だと思う。そして「天罰!エンジェルラビィ」は相変わらず熱い。僕はアンセブ時代は在宅で、再結成のアニサマで聞いただけだけど、ソロでの天罰も良いよね。
MCの面白さはモモーイライブの大きな楽しみで、恐らくさだまさしと双璧をなすレベルと思われる。さだまさしのライブ行ったことないからわかんないけど。今回ので一番シビれたのが、1000回位人生があったらモモイスト全員と結婚したいという謎の妄想開陳。なんだか分からんけどスゴい人だ。
最後のパートは「Hide and seek」からのワンモモ、もっと夢、メディスンというライブでの鉄板曲連打。もうフロアの熱さは最高潮である。「もっと、夢、みよう」での中盤でUO一斉点灯は、僕が初めて行ったモモーイのワンマンで、物凄く衝撃を受けて以降足繁く通うきっかけにもなったのであるが、今でのその美しさは衰えない。本当は後ろとか二階席で見るのが良いのだが、最近は前方中央付近のホットエリアが多いのでそうも行かない。最後のメディスン、口上の揃いっぷり、圧倒的な音圧感がスゴい。これぞホームだ。これぞモモーイのライブだ。モモーイが今日のMCで言ってた、群れるのは嫌いだけどライブで一体になるのは好きだと。そんなモモーイが好きで集まったモモイスト達だからこそ出来あがった自由さと一体感の奇跡的な調和、そんな桃井はるこのワンマンライブの魅力が凝縮されたかのような今日のメディスン、最高という他なかったのであった。
一旦の幕が降り、アンコールの後は弾き語りから、ここでまたサプライズ曲が飛び出す。現在放送中のSHIROBAKOのED曲「Animetic Love Letter」!3人版の原曲もいいけど、モモーイのボーカルもやっぱりいいなあ。またセルフカバーアルバム出して欲しい。最後は弾き語りからのLOVE.EXEで〆。相変わらずEXEはもうしっちゃかめっちゃかでスゴい。腰痛を気にしつつもロマンス捧げたり圧縮したり。恐らく後方はヒドイことになってたんだろうなあ。最前からフロア後方へ走って行く奴がいるとかちょっとモモイスト頭おかしい(褒めてない)。それでもちゃんと秩序があるのは民度の高さというか年齢層の高さというか老化というかなんというか。
アンコールも終わり客電がついてもライブはまだ終わらない。ダブルアンコールでモモーイを引っ張りだし、アカペラで「カイト」「Life is Free」「Romantic summer」の3曲サビを歌って終了。名残惜しいけど、また次のライブがあるさ。まだ50年は続ける!と頼もしい宣言で終わったモモーイの年忘れライブ。今年はワンマン2回やったし、せーけん放送も充実してたし、納得の行くモモイストライフが送れて、最後にこんな楽しいワンマンでいい年になった。よいお年を!