フエタロさんの日記です。

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モモーイFCファンミーティングに行ってきたよ。


モモーイのファンクラブイベントは例年だと泊まりで行われていたのだが、今回は下北沢のカフェでアンプラグドライブを2回廻しという新機軸のスタイル。正直他のモモイストと交流とか接近戦とかあんまり興味ない自分としては、ライブに特化したイベントは大歓迎である。定員に余裕があったようなので、昼夜両方参加することに。
会場についてみると特に案内もなくモモイストが散らばっていたけど、定刻になるとにゅるっと適当に入場が始まる。これで混乱が起きないのは平和な現場である。運よく入口近くにいたので最前列を確保。グランドピアノとギター・パーカッションのアンプラグド編成だ。四角い椅子みたいな打楽器、いつぞやの爆ライブでみたやつだな。モモーイのアンプラグドライブはその時くらいなので今回はなかなかレアなライブになりそう。

料理は豪華って感じではないけど美味しかったしドリンク飲み放題だったので文句なし。ウィルキンソンジンジャーエール瓶があるカフェは良い文明。

イベントの流れは最初にモモーイが出てきて挨拶したあとは40分位の食事タイム、その後は10曲程度のライブをやったあとでツーショット写真&個別トーク30秒、最後に集合写真で〆。個人的にはツーショット無くてもいいんだけど、やっぱ接触イベ好きな人も多いだろうからこういうのはファンクラブには必要だよね。
んでメインのアンプラグドライブはこれはもう最高に楽しかった。モモーイ本人も今回のテーマはシンガーとして歌をじっくりと聞かせていくスタイルだと語っていたとおり、シンプルな伴奏に普段のような激しいパフォーマンスを排して歌い手・聴き手双方がじっくりとリスニングに集中できるライブだったんじゃないかな、と思う。勿論普段のワンマンのように躍動感溢れるライブこそが桃井はるこの真骨頂であるのは言うまでもない事だが、ベテランシンガーソングライターとして円熟した今だからこそ、こういった地金の問われる新境地に挑戦するのもファンとしてとても刺激的で楽しい出来事として受け止められたんじゃなかろうか。モモーイも確かな手応えを掴んだようなので、今回の単発に終らずゆくゆくはアンプラグドオンリーのワンマンライブやアルバムなんかも期待したいところだ。
セットリストはモモーイがその場のノリで決めていくという自由さで、こういう実力に裏打ちされた縛られないスタイルが彼女の一番魅力的なところだと常々思っている。最新曲・未発表の新曲、カバーや古い曲などバラエティに富んだセットリストだったけど、特に嬉しかったのが一二を争うほど大好きな「ライトワンス」「東京サバイバル」や上坂すみれへの提供曲である「げんし、女子は太陽だった」、そして6月に発売となるシングルのカップリング曲となる「どばと」かな。「どばと」はモモーイ曰く土鳩のいる街は平和な感じがする、カラスとかだとそうじゃないよね、というシンボル的な意味で歌詞に登場させてるのだが、なかなかどうしてノスタルジックな落ち着いた歌詞と曲調の中にサビで連呼されるどばと・どばと・どばと、という濁音混じりの力強いワードが面白いコントラストになってる歌なんじゃないかと。CD版の音源を聞くのが楽しみだ。
セットリスト的には昼の部の方が良かったけど、パフォーマンスとしてはアンプラグドという初の試みにやや緊張気味だった昼よりも、勢いのついた夜の部後半がいつもより伸びやかに声が出ててように感じられて良かったと思う。気分的には1本のライブを休憩をはさんでみたような気分もある。いつも一番のモモーイのライブは最新のワンマン、って公言してる僕だけど、今回のアンプラグドライブはそれに匹敵するくらい素晴らしいライブだった。やはりいずれワンマンライブ位のボリュームでやって欲しいなあ、アンプラグド。今年のモモーイはTV出演やこういう新しい試みにチャレンジしてくれて本当に嬉しい限りだ。