フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

日記。

  • 仕事が落ち着いてきたので定時に上がって「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか?」を見てきたよ。なんか若い女性のグループ客が多くて不思議な感じがした。「君の名は。」とかでアニメ映画に興味を持った人が来てたのかな。
  • ストーリーは両親の再婚の都合で引っ越してしまう女子中学生の女の子とのデートを成功させるために、ひょんなことから手に入れたタイムリープ装置を駆使して悪友や両親の邪魔を回避しつつラブchuchu成就を目指す夏の一日、みたいな感じ。化物語とか好きな人だったら楽しめると思う。ヒロインの子がスク水着てプールサイドでゴロゴロしたり、駅のトイレで衝立一枚挟んだ向こうで着替えたり、色々とフェティッシュなシチュエーションで青春の甘酸っぱさを楽しませてくれる。
  • 本作は原作が実写だったり脚本が実写の人だったりというあたりがいつものシャフト作品の尖った感じをやわらげてたんじゃないかなあ、というのはちょっと思った。特に主役二人は新房監督作品としては珍しくプロパーの声優でなく俳優を使ってたのだが、その最たるもので自分的にはありだな、だったけど高い技術力の宮野真守をアシストに据えてなかったらどうなってたんだろうか、みたいな危うさ一歩手前ではあったんじゃないかと。その他の声優陣はシャフト常連が数多く出演しているのも見どころか。花澤香菜の先生役というのはちょっと言の葉の庭を連想させる。
  • ラストはぽーんと突き放し気味に見た人の想像に委ねる系エンドでまあ悪くはないんだけど、もうちょいあの二人がどうなったか、を描いた方が好みだったかなー。解釈は色々あるだろうけど、自分はマダオの打ち上げで爆散した破片が装置の内包していた多元世界への通路的なもので、主人公が掴み取った欠片に浮かび上がっていた駆け落ちエンドへ世界が収束した、ので新学期初日に欠席してたと受け取った。