日記。

• ワンダーウーマンを見てきたよ。アメコミ最古の女性スーパーヒーローであり、スーパーマン・バットマンと並んでトリニティと称されるほどの有名キャラなんだけどいまいち自分的には馴染みの薄い人だったしバットマンvsスーパーマンでは突然出てくるだけの人だったので、オリジンストーリーはとても新鮮で楽しめた。ほらスパイダーマンとかもういい加減沢山リブートしてるから見飽きたじゃん。
• 映画の舞台は第一次世界大戦中のヨーロッパ、女だけの隠れ離島で育ったダイアナがそのスーパーパワーと知恵と勇気と正義感で大活躍！みたいなストーリーなんだけど、主役のガル・ガドットがとても素晴らしく、ただセクシーでボンキュッボンみたいなキャラでない理知的で強い意志と深い愛情を感じさせるとにかく格好いい女性としてダイアナを描いてる。マッチョな男のヒーローが主役の今までのアメコミ映画(それはそれで好きだけど)とは一線を画す女性スーパーヒーロー映画、なんで今までMARVELもDCもこういうのを作れなかったの？って思ってしまう。
• 特に面白かったのが原作のオリジンであるWWIIをWWIへ移すことにより女性の社会的地位が低い当時のロンドンに颯爽と現れるワンダの横紙破りな振る舞いの面白さがより際立ってたのと、神話的世界観のある意味単純な善悪に突き動かされて戦場に身を投じてみたものの、割り切れない現実に直面して苛立ったり猪突猛進したり絶望したりするダイアナの心の動きや成長がストーリーの主軸としてブレずにガッチリ筋を通していて小気味良かったところかしら。
• 最近は嬉しいことにアメコミ邦訳点数も増え、MARVELの方が好きな自分はあんましDCの映画や邦訳はチェックしてなかったけど、DCエクステンドユニバースも本格始動を始めたしこれからはリアルタイムで追いかけて行きたいものである。