フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

首都高環状ジャンクション巡りの旅&『能とライトアップの夕べ』

日銀〜日本橋〜COREDOでご飯。

という訳で、わたらせさん(id:yasai)と一緒に首都高のジャンクションを下から眺めてハァハァしたり人間国宝の怪しげなムーブに興奮してた訳だけど、実況だけだと何がなにやらさっぱりなので改めて記すのですよ。
http://www.boj.or.jp/about/04/ci03.htm
まぁ要するに、日本銀行本店旧館をライトアップするお披露目に、能を披露するという粋だね江戸っ子だねなイベントがあって、その整理券がAM11:00から配布されるので1時間前に列に並ぶ。30分程するとわたらせさんが到着、大人なので横並びとかせずに最後尾へ。偉いぞ。そして整理券が配られると別に整理番号が書いてある訳じゃないので定刻で来ても問題なく貰えたというオチが。まいっか。
イベントの開始はPM6:00、結構時間があるけどウチに帰るのも面倒なのでどうやって時間をつぶすか迷っていると、わたらせさんが『江戸橋Jct箱崎Jctが近いので是非見に行きたいっ!』というので、半日ジャンクション&建築撮影ツアーと決定。でもまずは腹ごしらえと途中の日本橋とかで撮影しつつCOREDOへ。カレーうどん屋で僕は普通に餅入りのだけど、なんか向かいの人バナナ天ぷらカレーうどんとかいう未知の領域にチャレンジしてますよ!感想を聞いてみると『このバナナ、すぎょい甘い』だそうな。

江戸橋Jct兜町箱崎Jct

腹ごしらえもすんでまずはC1、1号、6号が交差する江戸橋Jctへ。日本橋川を鷲づかみするような感じで広がるダイナミックな交差だ。そして日本のウォール街こと兜町を銀行やら証券会社やらのちょっとヘンテコなビルやら日本橋水門を撮影したり、ライブドア証券の看板の大きさに驚いたりしながら茅場町を過ぎて箱崎へ向かう途中で物凄くカッコいいビルを発見!

なんというかリベリオンとかにでも出そうというかモノトーンのデカベースというかゴッサムシティっぽいというかとにかくクールで悪そうな素敵ビル!しかも屋上には避雷針というには余りに大量なトゲが立ち並ぶというゴスい素敵ビル!帰宅してからググったらアクロス新川ビルという名前らしいが設計者は不明。知りたいなぁ。
意外な所で目の保養をした後は箱崎Jctへ。誰もが知ってる首都高随一の渋滞名所は下から眺めると三層の高架が曲がりくねって豪快かつ玄妙な眺め。ナースとブルトンゲッターロボの格納庫が悪魔合体したみたいな景観だ。複雑かつ豪快なマスの迫力に興奮。

わたらせさんは我を忘れて人目も気にせずしゃがみ込んで撮影しまくり。女子としての大事な何かをどこかへ置き忘れてきた模様。

水天宮〜九段下〜竹橋

んで浜町PA付近をウロチョロした後水天宮へ。ここでは偶然お祭りの真っ最中でホコ天で大道芸とかやってたけど目もくれずにドトールで小休止。甘味を補給した後は半蔵門線で九段下へ。九段会館の前の近寄りがたい公衆トイレとかにビビりつつ竹橋Jctを目指す。高架下に耐震補強で後付された鉄骨のスリットがガンダムテイストでイカす。お堀のたもとの毎日新聞社のあるパレスサイドビルファサードを大量のルーバーと雨樋が埋め尽くす変なビル。遠くからみるとさほどでもないが、近くで見ると個性的なディテールが不思議。

神保町〜永田町〜三宅坂

サイクリングやマラソンしてる人たちやお堀の白鳥の群れを眺めつつ、進路を北へ向けて神保町へ。途中の共立女子学院とか学士会館とか面白いビルも結構あるもんだと思った。神保町から再び半蔵門線で永田町へ。目的地はC1と4号の分岐する三宅坂Jct。グルグル廻っていろんな角度から撮影してると首都高道路公団の事務所の中にいたオジさん達から怪訝な目で見られてた気がしたけど気にしないことにする。最高裁判所は切り出してきた巨石をそのまま積み上げたような内部のプランが想像出来ない不思議な外観。ちなみにわたらせさんは自分の理解の範疇を超えた不思議建築をみると決まって『どっかの新興宗教の本尊みたいな建物だ!』というのだけど、ここが一番そんな感じだ(笑)。そろそろ開演の時間も近づいたので駅の近くのマックで軽く腹ごしらえ。

再び日銀〜『能』観劇。

またまた半蔵門線三越前へ。丁度開場ぴったしで、日銀の正面道路を封鎖してパイプ椅子を並べて客席にしている!すぎょい!着席して開演を待っていると雨がパラパラと。ここまで来て中止は切ないなぁと天を仰いでいると願いが通じたのか開演時間には雨は収まり無事にスタート。江戸消防記念会のオジさん達のなんだかヘンテコなうめき声のパフォーマンスとかお偉いさん達のスピーチを眠くなりつつ聞き流しつつもいよいよ点灯!花崗岩の本体と青銅のドームが白い光で闇夜に浮かび上がり上品な雰囲気を醸し出し、隣接する三井本館の列柱のコントラストの強い赤みを帯びたライトアップと対照的で面白い。そしてライトアップされた日銀旧館を背景に上演されるのは『羽衣〜和合の舞』。能って始めてみたけど結構面白い。

動きが独特で緊張感のある静かなタイミングは結構引き込まれる。太鼓や笛、地謡の響きが日本橋のビル街に響き渡るとなんともいえない不思議な空間に。たまたま通りがかった人はさぞや驚いたことだろう。漁師から羽衣を返してもらって天女が舞を踊りつつ天へと還り舞台は幕を下ろす*1

三越前〜帰宅

結構冷えたので案の定舞台がはねるなりわたらせさんが『トイレ!漏れる!』と騒ぎ出すので日本橋のたもとのスタバへ。三越本店のライトアップはまるで某遊園地のナイトパレードの様で悪趣味だけどそもそも百貨店というのはこういうものだと思えば腹も立たない。明日新装開店する新本館は準備でおおわらわ。

スタバで一服したあと解散。お疲れ様でした〜。

*1:能ってこういう表現でいいのかなぁ?