フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

時には昔の話をしようか。

暇だけど動けないという中途半端な状態なので、つれづれなるままに記す。
幼い頃は自動車がとても大好きだった。幼稚園に上がる前から道行く自動車の車種をすべて判別し、仮面ライダーや巨大ロボと同じくらいミニカーで遊んでいた。特に繰り返し遊んでいたのが、スロープから滑らせてどの車が一番遠くまで走るかという他愛もないレースもどきで、マッチボックスのピンク色のクーペがチャンピオンに君臨してた。
小学生になると、父親の運転する自家用車の助手席に座ってはナビゲーターを気取ったり、カーディーラーで貰ったカタログを集めては、免許もないのにこんな車が欲しいなどと夢想したものだった。
高校の時分にはちょうど第二次F1ブームが巻き起こり、4人のグレーテッドドライバーがサイドバイサイドで争うチャンピオンシップに一喜一憂し、戦前や50〜60年代といったグランプリの歴史に憧れ、中村良夫氏や林信次氏の書籍に耽溺して恵比寿のMrクラフトに通っていた。
ところが不思議な話で、大学に入って自動車免許を取得すると、それまでの関心は嘘のように引き、TVでのF1観戦も1994年のサンマリノ以降は縁遠いものとなっていった。
今では、車を所有するよりは、駅に近い部屋に住む方が快適だと信じて疑わない自分を当たり前のように感じており、必ずしも三つ子の魂百まで、とはいかないもんだと思う次第。