東京ゴッドファーザーズを見たよ。
今 敏監督作品補完計画第一弾っつーことで、未見のこの作品をば。
雪の降り積もる東京のクリスマス、3人のホームレスが偶然ゴミ捨て場で拾った赤ん坊の親を探して東京中を旅して廻るという萌えとか燃えとは縁遠いストーリーだけども、今まで見た今作品の中では一番おもろかったわー。
なんちゅうか先の展開が予想出来ないっちゅーか、次から次へと巻き起こるアクシデントを切り抜けて行く内に3人それぞれの来歴やら置かれた意外な状況が明らかになっていく脚本が巧みで、全編に渡ってダレ場ないノンストップスラップスティック、ホロりもあるよ、みたいな。普通のアニメだと家出女子高生が物語の主軸になるところだろうけど、そこは今 敏監督、おっさんとかドラッグクイーンの落ちぶれ人生も哀愁たっぷりに描いて大人やおっさんの観賞に耐える仕上がりなんじゃないかと。
あと感心させられたのは背景。冬の東京をリアルでありつつもムード漂う色彩と光で描くアニメらしい描写は、さすがクオリティに定評のあるマッドハウスの仕事だよな。作画もヘン顔っつーか個性豊かな表情描写や単なる走りでここまで魅せるアニメイトとは贅沢だねえ。
ああ、あとあれな能登かわいいよ能登。でも旦那は明夫。
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