フエタロさんの日記です。

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岐阜日帰りの旅(10/16)。

先週の土曜日にモモーイのツアーファイナルの行われる岐阜市への独り旅。岐阜市街へ行くのは多分初めてだ。
行きの脚は初めての深夜バスを利用してみることに。新幹線でも良かったのだけど、現地到着時間が早いのと水曜どうでしょうを見て深夜バスに乗ってみたくなったのが理由。乗った感想としては、意外と悪くないというか慣れれば熟睡できるかも。
2〜3時間睡眠しつつ、午前6時に岐阜駅到着。駅前には朝日とウロコ雲と金色に光る織田信長銅像がお出迎えだ。市バスの始発に乗ってまずは長良橋へ。ここから望む金華山は山頂に岐阜城天守閣がちらりと見えて面白い。河原町の古い街並みを見た後はロープウェイで金華山山頂を目指す。ここのロープウェイはゴンドラの窓が足元まで廻っていてなかなか爽快な眺望で怖い。そして降りるとリス園から動物臭が。
気を取り直して天守閣へ。それほど高い山ではないのでピクニック気分の登山客も多い。自分はライブの為にそれほど体力を消耗する訳にはいかないので往復ロープウェイですが何か。岐阜城天守閣は戦後に築造されたRC造の建物だが、雰囲気は悪くない。最上階から眺める眺望は、天下布武の野望を抱いた信長気分が味わえた。他にも秀吉が瓢箪を振って叫んだ岩とか当時の水場になった湧水なんかがあったりして地味だけど面白い歴史プレイスだった。
下山した次は名和昆虫博物館へ…と思ったらまだ開いてなかったので隣の県立博物館へ。なんてことない普通の地元の歴史に関する展示がメインだけど、まあ予備知識としては悪くなかった。しかし建物はやたら豪奢だったけど、どっから予算が出てるのやら。休憩所のソファが座り心地良くて休めたからいいけど。
名和昆虫博物館は現存する日本最古の昆虫博物館だそうで、建物見たさに来たけどせっかくだから中に入ってみると狭い館内にひたすら標本ばっかりだった。虫好きな人だったらすごく楽しいのでは。あと入口前のあたりに地元の猫が何匹も日向ぼっこしていてのどかだった。
次の目的地へ向かってテクテク歩いていると、なにやら巨大な木造建築が目に入る。なにかと思って近づいてみると大仏殿だった!どうやら岐阜大仏は自称日本三大大仏のひとつで、日本最大の乾漆仏なんだとか。確かに今まで見てきた金属製の大仏に比べるとなんとなく華奢というか雰囲気があって面白い。旅先で大仏に出会うとはなんとなく得した気分っつーか下調べ不足。
さらにブラブラと歩くと、なかなかいい感じに古い街並みの残る通りで見つけた空穂屋*1なるカフェを発見。ちょうど腹も空いてきたので立ち寄ってみると店内は古道具屋も兼ねており、調度品も全てアンティーク。古い民家を改装した内装とあいまってとても落ち着く。近所にあったら通いたい。焼きドーナツを3つ所望したらそんなに喰う奴ぁ初めて見たと店主に呆れられる。
腹もくちくなったので、目的の近代建築ウォッチングに出発。岐阜市街で徒歩で廻れそうなのは先の名和昆虫博物館、石原美術館、県総合庁舎、そして銀行を改装したてつめいギャラリー位だった。やはり戦国時代のイメージが強く、近代以降の史跡はあまり重要視されてないのかしらん。
とまあ徒歩で結構歩いたので、旅の疲れを癒す為にライブハウス近傍の銭湯へ。ここは温泉をタンクローリーで運んでいるという銭湯料金の温泉で得した気分に。風呂上がりは商店街をうろうろした後、パチンコ屋のコインロッカーに荷物を突っ込んでライブハウスへ。
ライブ終了後はまだ空が明るかったのでびっくり。夕焼け空の岐阜駅から快速で名古屋、味噌カツ弁当を買いこんで新幹線に飛びのりゃあっという間に東京だ。往路の半分以下の時間なんだからやっぱ新幹線は早いやね。