フエタロさんの日記です。

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羽海野チカ原画展にいってきたよ。

http://3lion.younganimal.com/exhibition/
このデジタル全盛時代に頑なにアナログでの原稿製作にこだわる羽海野チカ先生の素晴しい原稿をスメルしてきたよ!待ちきれなくて思わず初日の炎天下、開場2時間前に並んだら、可哀想な人達だとデパートの人に思われたらしく、開店前の冷房が効いた店内に入れてくれたよ!わーいわーい。
まず入場するといきなり等身大ウミノクマの着ぐるみと各界著名人からのお祝いの色紙が。色んなジャンルの漫画家、声優、ミュージシャン、アニメ製作者と交友の広さというか愛されてるなあという感じ。藤島先生の島田さんと三浦先生の順慶さんがちょうかっこよかった。
会場内は割りと広めで、前半がハチクロゾーン。各キャラ毎に並べられて、壁紙がそのキャラに合わせた色になっていたり、合間に自分探しの自転車やぷっくんなどの色々な小物がディスプレイされていたりと、ただ絵を並べただけじゃない凝りっぷりに感動。カラーイラストの生原稿は、描線の色の選び方とか、塗りに失敗できない緊張感が感じられてやはり生でみるとシビれる。あと連載終了後に掲載された単行本未収録のスピンオフが1話まるまる展示されているので、未見の人はこれの為にだけでも足を運んで損はないと思う。
真ん中はウミノ先生仕事場再現ゾーン。取材時の写真やネタノート、コンテなど普段目に出来ない内容でここら辺が一番見ごたえありかと。特にアニマル最新号に掲載されている回については、複数回に渡って推敲されるコンテを順を追って展示するという、創作作業の大変さを実感させられる重要度の高い内容なので、コミックス派の人は是非アニマル最新号を読んでから会場に足を運ぶのがいいんじゃないかと。
後半は東のエデンやその他の色んなイラスト、そして最新作3月のライオンゾーン。こちらはハチクロと違ってアニメ化されていないからカラーもやや少なめな代わりに、2色原稿が多めに展示されていてそれはそれで嬉しい。カラーよりも切った貼った削ったの悪戦苦闘がしのばれるプロの原稿を見るのは本当に面白い。
物販で色んなグッズを購入して出てくると、入り口には30分以上待ちの列が出来ていた。初日の週末とあって中々の混雑だけど、8/18まで開催されているので、興味のある人は是非足を運んでみるといいと思うよ。