フエタロさんの日記です。

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ゴティックメードを見てきたよ。

昨日のトークイベで盛り上がったおかげで、我慢しきれずゴティックメードを見にゆく。仕事を終えて速攻で劇場へ向かったおかげで、なんとか最終回に滑り込みで座席を確保。かなり前寄りだけど、自分的にはディテールや臨場感のある前寄り座席は好きなので問題なし。
廻りを見渡すと、今時のアニメ映画の客層とは思えないほどおっさんが多くて嬉しくなってくる。きっとみんな自分のようなエルガイム以来の永野護ファンなんだろうな。
映画の内容は公開初日なのでわざわざ詳しくは書かないが、永野護がFSSの連載をほっぽって7年の歳月を費やして製作しただけのことはある素晴らしさだった。永野による永野の永野ファンの為のアニメーション映画、それがゴティックメードだ。昔サンライズが製作したFSSの映画は確かに良く出来ていたし、はっきり言って結城信輝はキャラに関しては永野より断然上手いし、普通のアニメとしては文句ないんだけども、FSSのアニメとしてはコレジャナイというもやもやを抱いて今まで生きてきたけれど、そのトラウマが今日まさに解消されたのであった!ビバ永野!ビバゴティックメード!FSSの映画がカルピスの10倍牛乳割りだとしたら、ゴティックメードはカルピス原液1リットル一気飲みだよ!それ位濃厚な永野テイストあふれるというか、開始直後からエンドマークまでまったく隙のない見事な永野っぷり。漫画原作を作者本人がアニメ化というとナウシカやアキラやアリオンなどが思い浮かぶが、それらをはるかに上回るプライベートフィルムテイストが長編劇場アニメで見られるとはFSSの連載6年間を潰した甲斐があったというものだ。凡庸なコンテワークとか隙の多いレイアウトとかちょっともっさりした感じのメカの動きとか些細なことに突っ込むなんて無粋な事しないよ!だって信者だもんよ!
永野護やFSSにあまり興味がない人には正直おすすめしかねるというか、正直火傷しかねないけど、FSSやデザイン集全巻購入して何度も読んでるようなコアなマモルマニアは言われなくても見に行くだろうけど、迷ってたりDVD待ちとか思ってるんだったら劇場へ絶対行くべきだと思うよ。ゴティックメードが動いてるシーンのよく分かんない音が混ざり合った感じは劇場の音響で体感するべき。