フエタロさんの日記です。

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日中友好爆ライブに行ってきたよ。

http://acgunion.jp/bakulive/index.html
モモーイが参加するこのライブ、中国のコンテンツ企業が日本で行う初めてのイベントとかで、いったいどんなことになるんだろう、そもそも日中友好ってどこらへんが?っていうかモモイストはどのくらい羽目を外していいのだろうかとか色々と物議を醸しだしたのであったが、終わってみれば中々面白いライブになったのではなかろうか。
会場は品川プリンスホテル内のクラブex。隣のステラボールやプリンスシネマは度々来たことがあるけどここは初めて。入ってみると天井の高い円形ホールで中央に円形のステージという珍しいプランである。ケチャが捗る仕様ですね。今回チケット整理番号が1番だったので最善中央通路横に陣取る。右隣の女性グループは歌い手のゆう十のファンみたいだ。

開演してまずは司会のおたっきい佐々木と中国人女性ヲタのノノハさん。このノノハさんが物凄い日本語堪能な上にガチオタで面白い人だったので、ああここら辺が日中友好なんかー、と思ったり。好きなモモーイの歌でがんばれたまちゃんとか只者じゃない感が漂いすぎるだろ。
トップバッターは大島はるな、美少女ゲームとかアニソンとかも歌ってるみたいだけど今回が初見。ルックスもすらっとした美人さんだと思ってたら、終演後の物販列に友人のぷりぷり君がちゃっかり並んでたのは笑った。どこら辺が日中友好かはいまいち分からず。
二番目はニコ動の歌い手らしいゆう十。結構中国のイベントに頻繁に出演しているそうで、ネットの国境を超えるコンテンツ伝播力というのは強いんだろうなあ、と思わせられた。司会のノノハさんによるとネットの普及によって中国のヲタが物凄く増えて、昔はクラスに1〜2人くらいだったのが今ではクラスの殆どがアニメを見てるそうな。ファンの人たちは座って静かに聞きこむスタイルっぽくて、モモーイサイドとのカルチャーの違いが心配になる。日中の国境以上に壁を感じる。
ここで当初クレジットになかった、中国からのゲストで若い女性歌手の方が登場。サイトに名前が書いてないので分からず。こういうところはちょっと不慣れな感じあるけど、日本初めてだから仕方ないか。日本語のアニソンもボカロの歌も素晴らしかった。アメコミたくさん読んでも全然英語を覚えなかった自分からすると、中国のヲタのみなさんの情熱と勤勉さはまぶしく見えますよ…。
お次は我らがモモーイさん。言わずと知れた歴戦の海外ライブ経験者であり、中国にも何度も行ってるので今回の趣旨にぴったりなのでは。いきなりのワンダーモモーイで会場の空気も一変である。対バンライブでこういう流れを無理やり作る感じ、毎度ながら楽しいものである。モモーイ自らmixをぶち込む掟破りの愛のメディスンからのアコースティックパート。珍しくキーボードとパーカッションでの生演奏によるくじアンと21世紀というレアなライブで、ここのパートだけでも元が取れたかなあと思った。ちなみに衣装は変なパンダ柄。前に買ったのだが着る機会がなかったそうな、っていうかなんで買ったし。あとモモーイとおたささ氏が話すととたんに90年代のアトモスフィアを感じさせる古参ヲタの風格である。
トリは米倉千尋モモーイ同様、中国でのライブも何度もこなしており上に中国での知名度も高いそうで、今回のトリに相応しい歌手歴20年のベテランなのではなかろうか。予習にと昔レコーディングされた音源を事前に聴いてたのだが、さすがに20年前と今じゃ全然上手さが段違いだなあとか失礼かもしれないけど、生歌の安定した迫力に魅了された。嵐の中で輝いてUO折ったり、一緒に歌うの凄い楽しかった。普段のちっひーさんのライブではサイリウムとか使われないらしく、異文化交流が面白かったとMCで言われてしまうモモイストであった。異文化…ですよね…。あとtwitterちっひーさんからレスを貰った上にMCでネタにしていただいて嬉しかった。
最後に出演者全員で残酷な天使のテーゼを歌って〆。見る方も演る方も初めてでどんなイベントになるのかという手探りな状況だったけど、こういう場所でのモモイストの着火の早さとか空気の読まなさは基本的にいい方向に転がる事が多いんじゃなかろうか、と再認識してのであった。それと司会のノノハさんが中国のリアルなヲタ事情を色々解説してくれるのが面白く、この人の存在によって事前に見えてこなかったイベントの芯が一本通ったかなあ、という感触があったのは面白かった。おたささ氏の手慣れた司会っぷりも流石だったし、こういうイベントでは司会大事やね。