フエタロさんの日記です。

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桃井はるこワンマンライブ2022『冬だ!』に行ってきたよ。


はい、今年もやってまいりました。年末恒例行事となった感のある桃井はるこさんの冬ワンマンですよ。2022年12月17日、誕生日から3日遅れのバースデーライブ、場所はお馴染みとなったVeats 渋谷。アフターコロナ時代のデフォとなった感のある昼夜二部構成、配信ありのスタイル。まあガチ勢であるところの我々はセトリほぼとっかえと分かっているので当然のように通し参加な訳ですが。しかし長年ライブ続けてそろそろタイトル付けるのが面倒くさくなっちゃったのか、「夏だ!」「冬だ!」は流石に安直を極めすぎなのではなかろうか。夏はまだセトリに夏っぽい曲がいくつかあったけど今回は冬曲全くなし!今さら冬感ゼロの「どばと」が冬曲と言われても…冬っぽかったのはステージバックのモモーイロゴが雪化粧してたのと物販ののTシャツがロンTになったくらいか…まあモモーイだし分かってたけどな。
昼の部は割とアンセムで固めてきたかなー、という印象。開幕がそれいゆ~天空のスプライト~カイト~がんそれ~21世紀、とアンセム連発のストロングスタイルで熱いなあ。それいゆは今のところオリジナルソングでCDリリースがあった最後の曲なのであるけれど、リリースの後でコロナ禍が始まってしまいあんまりコールが出来ないのが残念。転売ヤーや今回初お披露目の新曲「推してもダメならひいてみな!」もいつか思いっきりコールできる日が来るといいなあ。
アコースティックコーナーは今までのアコギ+ピアノからダブルギター編成にチェンジ。今まで違ってギターソロ多めのアレンジも新鮮でよいですなあ。レア曲枠はsweet suite roomというマニアが唸る地味名曲がドロップ、モモーイの描く貧乏カップルラブソング大好きなんだよなあ。スペースラブとか中央線とか。
ゲストコーナーはエモエモ90の相方でお馴染みの榎本温子さん。令和にエンジェリックレイヤーデ・ジ・キャラットの主題歌が榎本温子の生歌で聴けるのはモモーイライブだけ!まさにエモのエモですなあ。膝から崩れ落ちる20年選手のオタクたちよ、報われたよな…。モモーイとのコラボはレアドロ☆KOI☆恋!。モモーイソロじゃなくて聞けるのはかなり久しぶりで嬉しいなあ。PSO2のイベント以来ですわ。
ライブ後半はかなりレア曲な愛おぼえていますかカバーからの再びアンセム連発モード。勝利の女ネ申のクラップで奏でるコールが美しい。そして唯一昼夜でダブり曲となった新曲新曲「推してもダメならひいてみな!」。音ゲー曲だがまだ音源リリースされてないので浸透度はイマイチか。モモーイらしい疾走感と言葉遊びの楽しいちょい電波っぽい明るい曲である。そしてラス前の東京サバイバル。殺伐とした都会のエスカレーター事情にいち早く警鐘を鳴らした名曲なので落ちサビUO必至である。そしてラストは西の横綱ソングともいえるワンモモで〆。皆で折るUOの美しさよ。アンコールではアンセブ時代の名曲天罰と、最初から最後までアンセムづくしで並みのアーディストなら後半のライブが心配になるところだが20年選手の桃井はるこ、そこは心配無用なのであった。
そして夜の部、昼の部も最高のセトリだったけど夜はそれを軽々と超えてくるマキシマム最高オブ最高なライブだったよ!開幕はモモ泣き必至のゆみのばとん、初手から良い最終回ムードが漂うフロア。からのしょうわ、久しぶりに聞くとめっちゃ胸に沁みるよ、ちょっと泣きそうになってしまった、初出時よりも年を経て平成をも越えて令和に聴くと味わいがより増すスルメソングなんだと思う。はみだしゆーとぴあで泣きそうになるとかあり?続くルミカでがフロアが色とりどりのペンライトで輝く。一斉点灯も良いけれど、自由なモモーイ現場を象徴するこの光景は本当に何度見ても素敵すぎて、そりゃあモモーイも歌詞間違えるよなあ。っていうかヒドイ言い訳だなおい。そしてセルフカバーのプラチナジェットからのカバーのカルマ!久しぶりに聞く待望のレア曲って感じ。序盤から子のセトリ、桃井はるこ鬼かよ鬼畜かよ序盤ってレベルじゃねえ!、みたいな。
アコースティックコーナーはtra:umaがなんか新鮮だった。意外とアコースティック映える曲なのね。あとLiminaryのMCで収録CDがレア化してるって言ってたけど、主題歌CD同梱のつくねちゃんDVD1巻はそれほどでもなく、サントラ盤同梱の最終巻だけが恐ろしく高騰してるのでBDボックスとか発売しませんかね。
あっちゃんパートでは遂に念願の「夢の中へ」が聴けたよ!lala本誌でカレカノ愛読してた頃や庵野監督でアニメ化してびっくりした思い出が走馬灯のように駆け巡って伏線回収とかそんなチャチなもんじゃねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わっちまったぜ。人生とは本当に不思議なものだと実感した夜だった。あとあっちゃんが水分補給したので久しぶりにモモーイ現場で封印されたお水美味しい?コールチャンスだったのに声出し禁止だったのが本日一番悔しかったポイント(そこ?)。某mmiさんはお水美味しいを憎むあまり、ワンマンライブの長丁場ステージですら一滴も水分補給せず、しかもお水美味しいは滅びてもいい文化だと公言して憚らない位お水美味しい絶許ウーマンという街の噂。そして夏に引き続き流星モノローグをショルキーでコラボ。演奏中に背中合わせでポーズ決めるのがユニットっぽくってカッコいい!とあっちゃんがお喜びでした。
後半戦に入っても勢いは衰えず、最新アルバムのリード曲404や新曲の推しヒキ&転売ヤー、鉄板曲のもっと夢やPhantasistaと分厚いセトリ。phantasistaでクラップ家虎入れるのなんか楽しいよな。そして興奮冷めやらぬ中、〆は東の横綱LOVE.EXEさん。今日のEXEはなんというかいつもより鬼気迫る感じの熱さだった気がする。声出し不可のライブでこのブチ上がりっぷり、ちょっとどうかしてるな。
本編も何から何まで素晴らしかったがMVPはまさかのアンコールでアドリブのインパク音頭!アンコールで声が出せないのでモモイストが持ち込んだ太鼓叩いたら、出てきた演者がノってしまいレア曲をアドリブで歌ってしまうとか冷静に考えると何から何までおかしいよなあ…これがモモーイクオリティってヤツか…アンコールはディスコグラフィの中でも最古に近いGURA GURAで〆という原点回帰、逆に新鮮さを感じさせるのがキャリア20年越えシンガーの逞しさというか自身を感じさせられて正直萌える。
しかしながら冷静に考えると、主演作の主題歌である小麦ちゃんぽぽたんや瀬戸花を全スルーしてもなおこれだけブ厚いセトリが組める桃井はるこディスコグラフィ、ヤバ過ぎなのでは?新曲以外セトリ総入れ替えというパワープレイが当たり前だと錯覚している我々モモイスト、ちょっと桃井はるこに甘やかされてるのかもしれんね。と言いつつあんなに素晴らしいライブを昼夜堪能させてもらったのに、リリイのエンブレムとへんしん!クローゼットが聴けなかった…と肩を落とすのはもう止めにしていきたい。
あと今回はチケ運が結構良くて昼の部は最前左寄り、夜の部は真ん中らへんの通路側の席だった。二つのポジションで比べてみてモモーイのライブって最前も良いんだけど数列目くらいでフロアが視界に入る位置のがライブの体験としては高まるよなって再認識させられた。あと至近距離でモモーイ見るのは通し券で押上行けば何度でも見られるのでそんなにがっつくもんでもないしな。
最後のMCで来年以降も頑張ってライブやっていきたいと宣言してくれた頼もしいモモーイ、僕としてはあっちゃんがMCで語ったように是非ともモモーイが楽曲提供してきた多くのアーティストを招聘してのモモーイフェス開催を激しく希望するよ。どうやったら実現できるのかなあ、CFとか?