日記。

• 午前中、出崎統監督が亡くなられたとの報をWebで目にし、しばし呆然。まだそういう歳でもないだろうと思ったが肺がんだそうな。
• 結構ヘビースモーカーだったのだろうか、雑誌などで見た写真の記憶ではくわえタバコのイメージが強く残っている。
• 氏が関わった数々の名作が、日本のアニメ史上に残る名作だというのは万人が認める処ではあるけれど、自分として特に思い入れが強いのはこの２作品。
• まずはOVA版のエースをねらえ！２。師である宗像仁を亡くした岡ひろみの絶望と復活を描く濃厚なストーリー展開は、常に人間の前向きな生き様をテーマにしてきた出崎作品らしさが反映されているといえるだろう。裏主人公ともいえる緑川蘭子の描き方も素晴しい。本作ではキャスティングが旧シリーズから一新されていて賛否両論だったけど、実力派声優で固められているので旧作に強いこだわりがある人以外なら問題ないかと。

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• あとは超問題作「おにいさまへ…」。閉鎖的な女学校を舞台に乙女達の権力闘争とか愛憎入り乱れた丁々発止とかもうね…毎週毎週絶叫しながら見てましたよ。原作も面白いんだけど、キャラクターの描き方を百八十度ひっくり返して、力強い人間賛歌に昇華させる出崎イズムの格好良さ！ちなみに一番好きな登場人物は信夫マリ子さんのダメなお父さんです。

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