去る2026年12月14日、桃井はるこの誕生日当日に行われたワンマンライブの感想を書くよ。毎回、直後にエントリを書くのを心掛けていたのだが寄る年波には勝てずか遅れてしまい、その間のモモイストvtuber電波ゆうゆとモモーイ本人の振り返り配信をそれぞれ視聴してしまったので些か純度が薄まったきらいもあるが、それでも記録を残すのは大事なのである。
さて今回のライブだが、活動25周年イヤーという節目であり、事務所移籍と8年ぶりの新譜という大きな変化を経ての初ワンマンライブとあって如何なる変化があろうかと期待が高まるのもやむなしか。
まずはここ数年の通例であった渋谷REXから神田スクエアホールという割と新し目でキャパの大きな会場に変更された。バジェットの都合か同事務所のアイドルグループのワンマンが昼開催となっており、昼夜2部開催から夜の部のみとなってボリュームダウン感は否めないな…と思いつつ蓋を開ければワンコーラスのメドレー形式を含むとはいえ2時間40分31曲の大ボリューム!このエネルギッシュさには驚かされた。
座席の配列は前方のFCと一般は椅子あり、後方立見と無料招待席は立見というスタイル。椅子席については前後の間隔が狭く、立ち上がると動きづらかったとの声がライブ後に散見されたのだが、僕は運良くスピーカー前とはいえ最前列を確保出来てゆったり動く事が出来た。。音量も爆音ってこともなく適度な感じで片耳にワイヤレスイヤホンをイヤープラグ代わりに刺して大丈夫だった。
あと右正面に配信用カメラが設置されてて、結構モモーイからのレスを貰えてると錯覚できるポジションでお得感があったりもした。
神田スクエアホールはサミットストアで安売り総菜が買えて大変お腹と財布に優しいしロビーも広いし交通の便も良いので、またライブやって欲しいよね。
物販についても大きな変化があり、移籍後はアー写を積極的に撮って写真の販売などが行われていたのだが、さらに前事務所よりもライブ物販の品数を増やし抽選会など新たな試みも導入され、なかなか新体制に掛ける意気込みが伝わってくるようだった。売上もなかなか良好のようで、自分もTシャツ、アクキー、バインダーなどを購入した。なかでも6穴リーフのバインダーは今までの物販で写真を飾るアルバムが欲しいと運営に要望していたのが叶えられた形で嬉しくて2冊買ってしまった。このようにファンの声がキチンと届いているのだな…と実感できたのはとても良かった。
会場が大きくなったからといって動員が自動的に増える訳でもなく、なかなか苦戦はあったようでライブ間近になるとチケット購入済みのファンに友人招待無料チケットを配布したり、twitterで無料招待を募ったりという施策も行われた。自分も友人招待しようと声がけしたが集まらず、仕方なくtwitterで募集して初見の人にチケットをお譲りした。幸いな事にその人はモモーイのライブは未体験だったが、Tシャツを購入したりライブが楽しかったので機会があればまた来たいとの感想を頂戴できたので、ファン拡大に微力ながらも貢献できたのかと。
さて、ライブ本編の感想に話を進めよう。1曲目はIVY。デビュー10周年時のアルバムのリード曲で、ワンマンでは後半辺りの盛り上がるエリアで歌われるのが多いが今回は初っ端ホットスタートの導火線に。続いてはこれも強めのアップビートのAnchorへと続く。碇がモチーフの歌をセトリに入れたのは最近出演した艦これを意識してかと勘ぐったが本人曰く全くそんなつもりはなくノリがいいので選んだとの事。いつか艦これ関連のイベントに出演する機会があったら、その時こそ歌ってもらいたい。ライブでそれほど聞く機会の多い訳でもない大好きなこの曲が序盤で来たおかげで思わず大はしゃぎしてしまい、開幕早々にふくらはぎを攣ってしまいましたとさ…
3曲目の転売ヤーをぶっとばせ、までがノリの良い曲で固めた序盤パートで、歌詞繋がりで天罰エンジェルラヴィから始まるアンセブパートへ。事前にモモーイが今回のライブは没入感と意外性を狙いたいというニュアンスのコメントをしていたのがこのパートで腑に落ちることになる。天罰とそれに続くいちごgogoこそ割と最近のライブで聞く機会の多いアンセブ代表曲だけど、その後にショート版のメドレーで歌われるのはnostalgia、angelic magic、ラブスレイヴといったレア曲3連発。これには意表を疲れてフロアのモモイストも膝から崩れ落ちる始末。新たなスタートを飾るライブでこのように全ての過去を忘れない、全肯定していくのだという意気込みを感じさせる。
パート最後はフィギュアになりたいで落ち着かせた後は前事務所時代からの恒例となっているアンプラグドコーナー。キーボードとギターの生演奏をバックにmail meと21世紀、ライブ常連の代表曲でほうほう今回はそういう感じで油断させてからのカルマ!アビス20周年イヤーだから来るとは予想してたけどまさかのアンプラグドかぁー!さらにスカイクラッドの観測者!こちらはライブ初披露となるレアカバーでどちらもモモーイが声優として出演した代表作である。カルマはアニスっぽくないしスカイクラッドはフェイリスっぽくないけど、でもやっぱりメインキャラを演じた声優が歌ってこその意味と言うか深みのような何かがそこにあるんじゃないかと。つまりは最高のカバーでした。この流れで後半のタイアップ曲コーナーへとつながる構成、ここまでコンセプチュアルな構成のワンマンって多分なかった気がするのでなかなか新鮮である。モモーイによると、ワンマンライブでも自身の声優としての側面をもっと押し出していきたいという気持ちでのセトリだそうな。
自らがメインヒロインを演じつつ、主題歌の作詞作曲編曲歌唱までマルチ過ぎるその才能を炸裂させたromantic summerから、ここでも驚きのレア曲メドレー!your gravitation、love love loveのせいなのよ、氷室屋ロック、Sigh、Mr nightflightとアンセブメドレーの時のようにイントロが流れるたびにフロアから驚きの声が漏れ聞こえるレベル。今までのワンマンでもレア曲をやるのは通例となっていたが、ここまで多数がセトリするのは空前絶後だろうな。この流れならへんしんクローゼットもRGBもヒメくるも微レ存であり寄りのありでは…?と期待したけどやっぱり来ませんでしたな…あとりむでらてんとは流石に時期尚早だった。でもセトリの予想が当たるよりも裏切られる方が楽しいよね。
タイアップ曲パートの最後はルミカ・アキバレンジャーと特撮ソングで〆。アキバレンジャーは山形ユキオさんのパートをシャウトするのが楽しいので大好きだ。最近巷でライブ熱唱おじさんが迷惑だとか話題になってるけど、モモーイライブではそういう心配は無用である。
バースデー当日にこの歌を歌わないわけがない、ハッピーバースデー☆エンカウントで祝いの言葉を直接届けられる喜びを叫べば袖からアフィリアOGのユカフィン・ロゼ様のサプライズ花束贈呈と、まさに幸せはここにあるという空間である。
ここからはライブ終盤戦に突入して、ライブ定番盛り上がり必至チューン連打の殺人セトリの投入である。始発にのって>天空のスプライト>さいごのろっく>へんじがない~、とモモイストが大好きなお子様ランチのような並びだ。天空のスプライトはそんなにウエットな曲調ではないけど、感極まったモモーイが危うく泣き出して歌えなくなりそうになる一幕も。
本編のラストを飾るのは新譜に収録されている2曲、NewGame+とLOVE.EXEである。NewGame+は当然ワンマン初披露となるのだが、数々のリリイベや対バンを通じて築き上げられてきたコールが既存曲に負けない練度で繰り出されるのには初見のファンには結構驚きだったりするんだろうか。LOVE.EXEはHNGSONICなどの対バンでもアンセムとして激しい盛り上がりを見せるのだが、やはりワンマンでのEXEは別格だなあというハジケっぷりだった。
アンコールの「もいちどはるこがみたい」の声に呼ばれて再び登場のモモーイ。もっと夢みようの次は本日初披露の新曲!やはりモモーイワンマンはそうこなくっちゃ!Dear My Heroと名づけられたバラードっぽい曲をまた聞けるのを楽しみにしているのでさっさと新譜お願いします。去年のワンマンにて発表された傘と靴紐もよろしく。
オーラスはやはり新譜のNANIKAで明るく前向きな、次のライブへ向かって新たな一歩を踏み出すかのような希望に満ちた雰囲気で幕を下ろす。この曲では間奏前の「名を呼ぶ君の声を聞かせて」という歌詞に答えてモモイハルコを連呼するコールがとても大好きだ。
本日のセトリは初めての人にもノリが良くて楽しめて、久しぶりの人も懐かしい曲が多く、我々おまいつにも驚愕のレア曲連打という、全方位に楽しめる構成だったのではなかろうか。あと旧事務所の時にはやってなかったショート連打とか、イントロのアレンジを変えて繋ぐ構成がなかなか新鮮だった。
今年は50回くらいモモーイの出演するイベントに足を運んできたけど、やっぱりワンマンライブは別格の楽しさなんですわ。今回のワンマンライブ、事務所移籍で心機一転、今までとは違う事やってモモイストの度肝を抜いたるわい!という桃井はるこの意気込みが各パートそれぞれで気圧される程に伝わってきたので25周年イヤーの総決算に相応しくあったと思えたなあ。
桃井はるこのワンマンライブはいつだって最高最強至高のエンターテイメントなのだが、聴きたかった曲が多すぎるのと、ライブが必ず終わってしまうという構造的欠陥を抱えているのがとても残念だ。これだけ充実のセトリだったのに、ワンモモもメディスンも小学生もphantasistaもそれいゆもカイトも404もサンバもがんばれも東京サバイバルもアキハバラブも歌ってないって凄いよね。桃井はるこさん代表曲多すぎ問題。レア曲が多かったけど割と最近めかつライブ未歌唱or1〜2回程度というレンジ内の僕が本当に聴きたかった曲がなくて、それはまあライブの目的とか構成上分かるし新曲でもないのに会場の殆ど知らない曲は流れを作る上で難しいんだろなって思う。だからまあ今度は僕のようなとにかく本人も歌詞見ながらじゃないと歌えないようなレア曲拾うのが楽しみな人向けに組んだ実験的マニアックセトリというのもFCイベやせーけん放送で実現して欲しいのであります。こういうささやかな物足りなさはライブの時間が有限である以上致し方ないと納得しているので不平不満とまではいかないし、そういう気持ちに対しても突然レスのようにセトリに組み込んでくれるという信頼もあるから大丈夫だよ。ライブ中に自撮りしたり集合写真撮ったりライブ後に特典会みたいなのを削ぎ落としたストイックな構成が心地よかったな…そういうファンサが悪いとは言わないけどワンマンライブの密度と物量とファンを信じて純粋に音楽だけを届けようという真っ直ぐさなのよ。
そいや今回あれだけ曲数多かったのに、ライブバージョンしなかった気がする。頑張ったなモモーイ!
12/14 MOMOI HARUKO Winter Live 2024 『JUST!Birthday』に行ってきたよ。
年末の風物詩である桃井はるこの冬ワンマンライブ、今年はモモーイの誕生日12/14当日に開催となった。場所は夏ワンマンと同じ渋谷REXでの昼夜2回オルスタ廻しであります。前回の経験から後方はギュウギュウ詰めでキツくなるのがわかってたので、前方の柱の隅っこに陣取ってみたら割と良い感じだったので昼夜同じ場所で見てたよ、
会場は地下のフロア。携帯の電波が届きづらかった。

フラスタはフォト秋葉原さん、フワモコさん、月宮うさぎさん、アメブロ系モモイストの4つ。

フォト秋葉原さんのモモーイ時計アクスタかっけえな!これグッズ化しないのかしら。

昼の部はFeel so easy開幕からワンマンらしく最近歌ってなかった曲だというMCからの微妙なレア曲連打と桃井はるこマニアも思わずニッコリなセトリだった。来年デビュー25周年とあってやはり持ち歌も豊富だしイベントでは代表曲中心でそんなに攻めたセトリを聴けてなかった感があるのでこれでこそワンマンに来たかいがあるというものである。reimei ni raimeiとか久しぶり過ぎてイントロ聞き覚えあるのに曲名がなかなか思い出せなかったり。そいえば作詞はさえきけんぞうさんだったよねー。
せーけん放送のミニライブや対バンやフェスも良いんだけど、やっぱりワンマンライブの大ボリュームの圧倒的な満足度には敵わんですよね。2時間たっぷりモモーイの歌を浴びたのにまだ半分で夜の部も残っているという嬉しみ…!しかしそれらのイベントでは顔をみないモモイストがワンマンにはたくさん現れるので、やっぱり特別なんだろうなあ、って感じはする。今日のMCでモモーイがコスパやタイパいうの良くないって言ってたけどモモーイワンマンほどコスパタイパに優れるイベントはないよな。あれだけ濃厚なモモーイエキスを短時間に体力摂取出来るのでもはや実質無料だよ。まあ大阪まで行ってうしろゆびさされ組で新幹線代の元取れたとか言う人の戯言ですが。
そしてインターバルを挟んでの夜の部、昼以上にマニアックレアセトリとphata→スプラ→始発→ろっくとかいう殺人セトリで〆の後アンコールのライブの後はさみしいなで涙腺を決壊させた後恒例の厄落としEXEという完璧過ぎる流れ。「持ってるUO全部折ってけ!」「もっとUOよこせ!」とステージ上から叫ぶ厄介の姿がそこに。こういう激しい煽りが聞けるのもワンマンライブだからだよなあ。
今回のレア曲はなんと言ってもslow downカバー!まさかライブで聞ける日が来ようとは。何百回も足を運んでもまだまだ聞いたことないレア曲が残っているモモーイライブ沼の深さは果てなく続く。他にもおやすみやはじめてのクリスマスとかいうop以外の小麦曲が聴けたので、これはもうワンマンに通えばいつかはお兄ちゃん詐欺の歌とかも聴けるかも…という琥珀色の男の夢も微レ存でアリのアリかも。でも一番大好きなま・た・ねはさすがに人知を超えた神曲なので実現は無理だろうな…
桃井はるこの出演するイベントに400回近く通ってる自分でも、まだ聞いたことない歌が何曲も聞けてしまうワンマンライブ、マジで神現場ここにありと言わざるを得ない。夏のへんしんクローゼットといい、モモーイレア曲生視聴フラグコンプの道は長く険しい…いつかはheadphone loveやswitch on babyや晴れてキラリやNo1お姫様や@ピザなどお願いします。
あとMCでモモーイが言ってた、ヤバい歌詞がクライアントからNG喰らってナーフされるヤツの例としてParty Loveのてんやのエビを上げてたけど、最近では明言してたことはないけどでんぱ組のイッきいっぱつ!の「天空のbeach」が多分それ。実際の発音と歌詞カードの表記が明らかに違ってるもんな。そのうちどっかで確認しときたい。
今回は冬が苦手で夏曲は沢山作るくせに冬曲は殆どないしライブでも歌わない事で有名なモモーイが珍しく冬曲2曲も歌ったよ!小麦ちゃんが妄想するクリスマスソングと白いシーツをゲレンデに見立てて妄想するBrain Snowingの両方とも妄想の冬を描いた歌というのがどんだけ苦手なんだよ感がビンビンに伝わってくる。
あとセルフカバー初披露だったハッピーバースデーエンカウントとかいうアイドルに提供したバースデーソングを、自身のバースデーワンマンライブでセルフカバーしつつ客席にはそのアイドルを侍らせるというドルヲタパイセン桃井はるこの圧倒的自作自演を見せつけられた今夜の俺ら。今までだと季節とか祭事にはそれほどこだわらないモモーイが今回はそういうフックに積極的に絡んでいくスタイルだったのは逆に新鮮ではあった。あとモモーイのMC恒例の遠くから来た人ー?でメヒコー!とかいう強キャラが颯爽と降臨して声を上げづらくな国内地方ニキたちがちょっとかわいそうたまった…君らも遠征頑張ってるよ偉いよ。
ワンマンライブのEXEって、周りみんなが声だすから楽でいいよね。アウェイ現場だと立場上柄にもなく頑張って声出して多動しないといかんのでサボれなくてキツい。夏のルキちゃんの現場とか俺庭辺りが主観的にキツい度てっぺんだった記憶が。まあそういうEXEもそれはそれで楽しいのだが。
桃井はるこの真骨頂はやはりワンマンライブでこそ体感出来るという認識を今宵改めて痛感させられた次第。っていうか昼夜ゲストなしワンマン廻しで最後のEXEが一番元気で弾けてるって桃井はるこどんだけタフガイなんだよ…こちとらもうへとへとだよ…オルスタ楽しいけどやっぱり椅子ありのが体力的には良かったな。今回のワンマンですっかりコロナ以前のスタイルを取り戻した感のあるモモーイ現場ではあるが、あの着席で声も上げずじっくりとモモーイの歌に耳を傾けるあの時期のスタイルはβ世界戦のように消え去ってしまってもいつまでも心の中に記憶していたいと思う。
2024.06.15(土)/桃井はるこアーリーサマーライブ『Drops -ドロップ-』に行ってきたよ。

毎度恒例のモモーイワンマンライブ、今回は疫病禍以降初となるオルスタ復活にしてモモーイ史上空前絶後のオルスタ2回廻し興行という凄まじくタフな現場に椅子ありに慣れすっかり体のなまり切った我々は戦々恐々となった…しかも以前モモーイが主催した魂の歌声オーディションでデビューしたスペイン人アイドルのRUKIちゃんが同日の午前中に久しぶりに日本でライブを行うとあってこちらも参戦せねば義にもとる、義を見てせざるは勇無きなりというわけでオルスタ3連戦となった次第。きっつ…。
というわけでまずは池袋のライブハウスで行われたRUKIちゃんのバースデーライブへ。思ったよりも客の入りが良いなあと思ったら、どうやら在日スペイン人やスペインから渡航したファン達が結集したらしく、おそらくフロアの2/3くらいは日本人じゃなかったしステージの上は全員外国人でMCは日本語とスペイン語のバイリンガルだったし。なのになぜ君たちは日本語のアニソンを歌ったり聞いたりしてそんなにも盛り上がれますかね?すごいねオタクは。そんな中でモモーイのLOVE.EXEを歌われたりしたら体力温存とか言ってられないのでそこだけ本気だしてしまった。あと知人モモイストとワンマンのセトリでGumble Rumbleとかはねーよなwとかダべったりしてた。このころは平和でしたね…。
RUKIちゃんのライブを終了まで見守った後は渋谷へ。今回の会場であるREXは結構前に小桃音まいa.k.a.まいにゃさんの対バンライブにモモーイが出たので来たハコであったが正直狭くないか?って予想したらやっぱり狭かった。あまり番号もよくないとあって後方中央あたりに陣取ってみたがこれが失敗で、かなり余裕がなくて厳しかった。でもまあそれはそれとしてモモーイのパフォーマンスはいつも以上に冴えわたり、いつもより客との距離が近くて本当に楽しそうに歌っていてこちらも疲れも忘れて…とまではいかずやっぱり怠け切った四肢の筋肉は悲鳴を上げまくっていたのだった。
昼の部でのサプライズは久しぶりにライブでの新曲発表で、以前はライブで必ずやってたのに最近ではご無沙汰だったから嬉しい限りだ。やはり最近では他アーティストへの詩曲提供が増えてるが、桃井はるこの真骨頂はやはり自作の歌を自分で歌ってこそだと思うのですよ。『傘と靴紐』と題されたその曲は、等身大で地に足がついたように素直な言葉選びと今までとちょっと変えてきた感のあるメロディーラインがとても素敵だった。もっと聞き込みたいし歌詞も読みたいので音源リリースが待たれる。
そして驚きのレア曲はgamble ramblie!ついさっきモモーイ単独じゃ来ないよなー、っと話してたらまさかのセトリ入り。正直侮ってましたわ。さすがにラップパートが全然わからんかったでのちゃんと覚えなきゃ王国民に負けてしまう。他にも東京サバイバルやハイエナジーやphantasistaやライトワンスと僕好みの曲が多く、バランスよく新旧まんべんのない良セトリだったよ。
アコースティックコーナーは前回のギター2本に加えて今回はベースが増えての編成で厚みが増したが、新曲以外は割と定番曲だけだったのが意外だった。アコースティックコーナーはレア曲を無理目でも入れていってくれると思ってた。
MCは時間の余裕もなかったと見えてモモーイのライブにしてはいつもより少なめだった気がする。アンコールも夜の部があるのに押してたのか、出てきて即歌唱に入り、曲の間奏でMCと慌ただしく珍しいパターンだった気がする。終わってみれば正直久しぶりのオルスタは楽しさよりも身体のツラさが勝っていた感じであった。髀肉の嘆ってやつか。
そして疲れた身体に鞭打って臨んだ夜の部、昼の反省を活かして右側の壁沿いに陣取ったのでだいぶ楽だった。荷物おけるし寄りかかれるし。
夜の部のセトリは新曲とEXE以外は昼と異なる曲だったのだが、特筆すべきは『へんしん!クローゼット』が待望のライブ初披露となったことだろう。美少女ゲームももいろクローゼットの主題歌として配信リリースされてから苦節6年、遂にライブで聴ける日が来ようとは…正直もう諦めてましたよ…しえすたREM生リクエストでNGだった時に可能性も微レ存…?とは思ったけどこんなに早く聴けるとは…生きてて良かった…!松本零士先生も時間は夢を裏切らないってゆってたし、諦めない心が大事だね。フエタロさん大勝利です!モモーイのワンマンライブってどんな名曲良曲でセトリ組まれても何処か一抹の物足りなさがあったんだけど今回は違ったなあ。心から満足のセトリはひょっとしたら初めてかも…ってくらい嬉しいへんしん!クローゼットだったわ…もうこれで思い残すことはない…あとはヘッドホンラブと@ピザのテーマとリリィのエムブレムとつるぺたまーじかるを聞ければ…あと、この日のへんしん!クローゼットは音源版より圧倒的に可愛かったんじゃが…CD音源を遥かに凌駕するライブパフォーマンスと言う桃井はるこの真骨彫ここにありだな。
もちろん他の曲も新曲も素晴らしいライブパフォーマンスで、久しぶりのオルスタワンマンで乗りに乗った桃井はるこはとてもエネルギッシュでエモーショナルだったし文句のつけようがない最高のライブであったが、個人的にはやはりへんしん!クローゼットが聞けたライブという忘れがたい思い出をくれた初夏の夜だった。
桃井はるこワンマンライブ2023冬『モモーイタイムトラベル -Music Journey-』に行ってきたよ。


ここ数年の恒例となった年2回のモモーイワンマンライブ、夏に引き続きVeats渋谷で開催となった。
しかしながら私事でいろいろあって直前まで忙しく、気持ちの切り替えができずにいつもより楽しめないかもな…なんて心配もしてたけど始まってしまえば杞憂に終わり心の底から楽しさと多幸感に満たされたいつもの素晴らしきモモーイライブでありました。ライブの構成は昼夜2回廻しでギター2本編成のアコースティックコーナーあり。各19曲づつでセトリのダブりは1曲だけなので、たっぷりとモモーイの美声を堪能できたよ。やはり桃井はるこしか勝たん。
昼の部はThunder Shot!とさよなら20世紀とルミカと恋しましょねばりましょうとMy Resolutionが聞けたのでこれはもう神ライブ確定案件でしょう。かがやきサイリウムで歌詞に合わせてピンク緑黄色青のペンライトをひとつづつ探しては指差し確認したのが今日の最萌えモーションでありました。後半のマイレゾからの夢のばとんとか言うモモ泣き必至セトリにモモーイが感極まって歌えなくなっちゃうのでは?!のと心配になったけど、そこはグッと堪えて歌い切ってくれて頼もしかった今日のモーモイさん。ラスのワンモモが珍しく古いバージョンだったので隣のおじさんが最後のコール誤爆してて草。最初のは1回しか「あなたに」って言わないんだよなあ。クリスマスが近いからという理由でThunder Shot!歌うぐらいにはクリスマスや冬の歌が持ち歌にない桃井はるこさん、まあ夏ライブで夏の歌をたくさん歌う訳でもないのだが。さよなら20世紀はライブでしか聞けない曲ポジションでもいいんだけど、せっかくだから再レコーディングしてくんないかなあ。音源欲しいわ。
そして夜の部だけど、自分的には昼より圧倒的にセトリが良かったのでびっくり。MOECOM LYNXにライトワンス、1+1にHappy Colona Blossumやそれいゆと大好きな曲ばっかりの、まさに俺得ライブで大満足であります。モモーイマジ女神。胸の下には女神ヒモ装備してたしな!
夏ワンマンのアコースティックに続き歌われたDIGITAL ESPERの歌い方が、なんか当時に寄せてる感じで可愛らしかった。今でもこういう風に歌えるのは器用だなあ。そして1+1はアンセブで一番好きな曲なので出し惜しみしないで歌って欲しいよ。そしてワンモモは昼とバージョン違いのワールドツアーVer.だったのに、もっと、夢、みようはあえて同じというのはモモーイのこだわりだったんじゃないかとライブが終わって改めてそう思えてきた。色々と厳しい情勢だからこそ、この年の終わりにモモーイが大事な事なので2回言いました的なもっと夢だったんじゃないかと。あとMOECOM LYNXの作編曲者であるBLASTER HEADが亡くなっていた事をMCで知るなど。っていうかモモーイはこれ歌うたびにアナログ盤を勝手にリリースした話を蒸し返すの止めたげて!
しょうわ、という曲は発表されて12年が経過したが、当時聞いた印象よりも年月を経てライブで今聞く方が心に沁みる気がする。まあ歳のせいとかあるかもだけど、部屋の掃除を勝手にしてしまう親もすでに老い、昭和も遠くなりにけりと強く感じるのだ。勝利の女ネ申は全モモーイ曲中コールの完成度が最も高い曲だと思うので、声出し解禁になってから戻ってきてくれて本当に嬉しいし楽しい。サッカーのことはこれっばかしもわからんし興味もないけど名曲だと思う。
ライブの終わりに、客席から『良いお年を!』というオタクの声が聞こえたけど、僕の周りのおまいつおじさん達は『まあ我々まだ来週もクリスマスもあるしな…』『じゃあまた来週…』みたいな感じだった。まだだ、まだおわらんよ。
今回、昼の部は最前中央付近、夜の部は2列目という良席だったんだけど、やっぱり現実のライブって情報量多くてヤバいですね。歌声だけじゃなく視覚情報とか五感全てで感じるのがライブだよなあ、という実感。配信もずいぶんクオリティ上がったとはいえ4Kを超える高解像度全天周映像の迫力にはまだまだかなわないぞ。そのぐらい、至近距離で見る、歌うモモーイはほんとにキラキラ輝いてみえた。最前の距離はせーけん放送のワロススタジオより近いんじゃないかなあ。
現状のモモーイワンマンの形態は、パンデミックになって以降椅子あり昼夜2回廻しで定着したけど、これが自分にとってのベストだなあ。オルスタ2回廻しだと足腰が持たないし1回だと曲数的に物足りない。やるなら前方椅子席後方スタンディングにしてもらえるとありがたい。高齢化が進むモモーイ現場だからそう思ってる人も多いのでは。
最後にこの素晴らしいライブに文句があるとすれば、毎度毎度言ってるけど同じフロントウィングのエロゲ主題歌であるHCBはモモーイライブ定番曲となってるのに、へんしん!クローゼットはなぜ歌ってもらえないのか?ということだろう。モモーイは魔縫少女に故郷の村を焼かれた恨みでもあるのか?五飛、教えてくれ。へんしん!クローゼットを聞くために俺達はあと何回モモーイのライブに通えばいい?俺はあと何回せーけん放送に通えばいいんだ?モモーイは何も言ってはくれない。教えてくれ、五飛。
桃井はるこ2023年夏ワンマンライブ「Summer Punch!」に行ってきたよ。
昨日見てきた映画のタイトルが「君たちはどう生きるか」だったが正直人生も後半戦に入ったイイ歳のおっさんにとっては選択肢もそう多くもなくなるようにしかならないのだが、それでも自分にとっての桃井はるこ現場はその「どう生きるか」という問いへの明確な回答の一部にはなっているという気がする。今日はそんな桃井はるこの、もっとも輝くワンマンライブの日である。開催の告知があってから当然のように昼夜のチケットを確保し毎日楽しみに指折り数えて待ちわびた待望のライブである。まさに、今、こう生きてるのだ。
昼の部での衣装は白くてひらひらした感じのドレス。桃井はるこかわいいかよ。そして前半からもっと夢みようやワンモモとライブ終盤が定位置の鉄板曲を惜しげもなく投入する生き急ぎ過ぎているセトリ。持ち歌が多いモモーイだからこそこういうセトリも余裕で組める訳であって頼もしい限りだ。もっと夢でのUO一斉点灯をする人が前方エリアだとそんなにいなかった感じだった。押上のせーけん放送ミニライブだとほぼ客席全部がUO折ってるので、おまいつ勢に比べるとワンマンは特別だから来るよ勢の方が練度劣ってるのかもね。でもまあそういう人たちが足を運んでくれるからこそこうしてワンマンライブができるのだからありがたいものです、はい。
イベントテーマソングとして製作されたけど、イベントの消滅と声出しを煽る歌詞だったおかげでコロナ禍においては殆ど息してなかったWe Say Yes!の生存確認出来て良かった。
そして中盤のアコースティックコーナーではレア曲枠としてデビュー曲のカップリングであるDigital Espeというおそらく僕はライブで初めて聞くことになった。またレアフラグゲットだぜ。いい曲なのでもっと歌えばいいのに、という曲はこの曲に限らず非常に多いよね。間奏のセリフで「私はデジタルが好きー!」と叫ぶけどアコースティックでそれ言われても、とちょっと可笑しかった。そして去年の夏ワンマンで初披露された月森楓氏への提供曲であるSAYONARAの砂時計が早くもアコースティックアレンジでセルフカバー。月森さんにとてもフィットした曲なので正直モモーイがカバーするのもどうなのと思ったけど、実際聞けばやっぱシンガーとしての表現力の高さが際立ってしまうモモーイカバーなのであった。アコースティックコーナーはその他にも僕の大好きなめありひととライトワンスでもう頓死ですよ。マジで取れ高が高く過ぎるので、いっそ前半全部アコースティックパート位に増やしてくれてもいいのよ。そして歌詞見ながらじゃないと歌えないとかオケ行方不明の不遇曲をガンガンサルベージしていって欲しい。
めありひとはサイリウムの光への賛歌ともいうべき内容なのに自分以外に廻りがペンラ点灯してなくて寂しいなあと思ってたら隣のニキがスマホのライト点灯してくれて心強く嬉しかったけど、モモーイがMCでそっちに爆レスして逆に嫉妬。
そして後半戦も鉄板曲が連発で、声出し復活で口上とか小学生は最高だぜとか家虎とかMIXとか出発進行とか失われていたものたちが次々と蘇ってきて、それらを聞くたびにモモーイが嬉しそうな笑顔を浮かべるのがなにより心躍らされた。
あといつものことなんだけど愛のメディスンの2番でボーナス確定!って合いの手に合わせて叫んでるの自分だけでちょっと寂しい。でもスロ打ちとしてはあそこでコールして運気を高めないと駄目なんだよ!というオカルトもありやめられないのです。
そして鉄板のEXE〆から復活したモモーイ現場名物の「もいちどはるこがみたーいー」のアンコール!手拍子とか太鼓で代用されてきたけれど、やっぱりこれがないとモモーイワンマンライブにならない重要なパートなのだ。アンコール曲はアキハバラブ、「二度とないこの夏をあなたと一緒に過ごしたい」というフレーズが最高に夏!って感じで大好きだ。
夜の部のお召し物は白いオーバーオールに白いタンクトップでアロハシャツという夏っぽいいで立ち。最前列だったのでなんかこうたゆんたゆん、って感じがした。セトリも開幕からさいごのろっくで、その後も容赦のない休む暇なしソングのつるべ打ち、正直腕や脚がけっこつ辛かったので、いい年なんだからペース配分も考えなきゃあな、と思ってしまった。
夜の部のアコースティックコーナーレア曲枠は「英語と恋はうまくならない」、自分は聞いた覚えがないので10年じゃ効かないレベルで歌われてなさそう。同じワンモモカップリングのonce upon a timeはマンゾーさんと共演するとコラボするので2回くらい聞いてる記憶があるけどこっちは本当にレア。そしてカバー曲は流星モノローグ。先日生放送があった回のエモエモで、モモーイとあっちゃんからのそれらしき匂わせがあったので予想通りだけど念願だったので嬉しい。モモーイソロやデュエット版もそのうち収録してリリースしてくんないかな。
後半戦に突入してライブ初披露は(T T)プレシャスワード。モモーイにしては難易度が高そうで歌詞を見ながら歌ってた。この先ライブで歌う機会もなさそうだけど、同じIOSISでモモモモモーイズムはもっと無理そうだけどな!
そして〆はアンコールからの2度目のEXE、この曲でモモーイが泣いたのは見た記憶がない。そのくらい今日のこの景色が感動的に刺さったんだろうな。個人的には勝利の女ネ申の歌詞のワンフレーズがブッ刺さった。「4年前の君は」って、そんときゃコロナ禍前で今日みたいにライブで元気に声出してたんだよな…しょんぼり。
数年ぶりに声出し解禁で夏イメージというよりはこの数年歌いづらかったり寂しい感じの曲を多めに投入してきたセトリに感じられた。しかし声出しの長丁場ライブがこんなに疲れるなんて!さすがのモモーイも熱気あふれる現場の2回廻しは疲れたと見えて疲れたとこぼしたりお水美味しいだった。
【ネタバレ】「君たちはどう生きるか」を観てきたよ。
宮崎駿監督が長編引退を撤回して10年ぶりに公開される新作映画、一切の宣伝情報公開を行わないという前代未聞のスタイルで極秘のベールに包まれたままの初見を味わい尽くすべく初日初回のIMAXへと馳せ参じ、観劇後即喫茶店にインしてこのエントリをしたためております。
以下ネタバレ配慮なしになるので、気になる方はページを閉じるように。
ほんとにネタバレだかんね、読んじゃだめだよ!
警告したかんね!
そんじゃ始めるぞ!
今回、文字情報公開がなくエンディングクレジットにも表記がないため、キャラクターの表記は僕の想像によります、念のため。
オープニングは空襲を注げる鐘からの主人公の少年真人の母が入院する病院が火事になったとの不穏な幕開けで、え?またこっちの路線?!なんか辛気臭いんじゃねえかなぁとの心配しながら疎開先で早々と出現する身重の継母となる叔母という情報量過多な重い女を前にして口をつぐむしか出来ない真人と我々。いつから姉妹丼してんだよ親父ィー!そしてそしていわくありげ田舎の名家、広大な家屋、不気味なババァども、精気を吸われたかのようなジジィたち、軍需産業で羽振りの良さそうなイケイケ親父、都会っ子に当然のように襲い掛かる田舎の餓鬼どもの無慈悲なイジメ!と正直序盤のパートはあんまり面白くなかったのでもうちょい短くして欲しかった。どうせまたコンテ送り書きで後半がワチャワチャになるいつものハヤオパターンだろ、僕知ってるもんね(伏線)。
とはいえ、今では戦時中を実体験ベースで描写出来る映画監督も殆ど鬼籍に入り、そこは俺がやらねば!みたいな使命感があったんだろうか。あと出征する兵士の名前、そういうトコで内輪ネタぶっ込んで笑かしてくるのヤメレw
あとは田舎の旧家の広大な敷地の描写がまさに宮崎アニメ、って感じで美味しいのよね。長い石階段登って玄関から和風家屋を抜けて台所へ、裏の離れは夫婦一家の居室となり、小川の流れる森を分け入りそびえ立つ謎の塔という舞台設定を画面の中だけで見せてくれる場面設定・コンテの名手の面目躍如、老いてなお衰えを知らずかよ!と嬉しくさせられる。弓矢を自作するために釘を加工したり拾った羽をご飯粒で糊付けする描写をここまでしっかりと描写出来るアニメ監督は他にいねえよなあ…と本筋とはあんまり関係ないところにもいちいち感動させられるのは自分が歳を取ったせいだろうか。
そんなこんなで塔に誘われて失踪する身重の母親を追って、今回の狂言回しとなるアオサギに導かれて塔へと突き進む真人と巻き込まれたババァ。こっからが本番だ、と言わんばかりに変わる物語の空気、そうそうそうこなくっちゃ。ババァも端役かと思わせといてハンサム姉御に変身という意外な展開にはサービス精神を感じさせられてちょっと嬉しくなるけど飯はマズそうだった。宮崎アニメ史上最もマズそうにみえたな、あの謎煮込み。あとは単なる集団暴力ペリカンかと思いきや結構重い来歴を語り始める老ペリカンとかウケ狙いのゆるキャラ枠なのにペリカンに捕食され始めるフワフワとか、こりゃこの地底世界も一筋縄じゃ行かねえぞと不穏な空気を漂わせる。そして今回最高にイカしてたインコ大帝率いる人食いインコ王国!さすが俺たちのパヤオは容赦ねえなあ!と何度も大爆笑させられたわ。妊婦は食わんがガキは食ってよし!とプレデター並の倫理観、殺人解体厨房に主人公を拉致監禁というホステルテイストの展開とか最高過ぎてゲラゲラ声を立てて笑ってしまった。そしてインコ大帝に歓呼三声!みたいな鬨の声を上げる親衛隊の絵面がまんまトルメキア第三軍でここだけ実質ナウシカ2だったと言っても多分過言ではない(言い過ぎ)。
そして見終わった後でも理屈がさっぱり分からんけど焼死したはずの実母が若返って炎の少女チャーリーよろしくデコ出しロリママとなってカムバック、パンにバターとジャムを山盛りにしてくれるよ!という超展開を力づくで納得させていく宮崎アニメらしさ、コナンが三角塔から飛び降りた頃と変わんないよね。もう死ぬまでこれなんだろうな、嬉しいな。でも声優は誰だが知らんけど下手くそだったのでこの芸能人キャスティングはそろそろ止めにしてほしいな。庵野さんよりは上手いんだけど。
そして中盤で真人たちを必死で捜索する父親にババァ連中から明かされる衝撃の事実、謎の塔は幕末に宇宙からの飛来物だった!そういう大事なことは隠さずちゃんと話しとけよ!いよいよ物語は戦中派回顧録から異世界ファンタジーを経てSFへと至り、遂に黒幕たる積み木を積んで世界を守護しているとのたまう謎のセカイ系ジジイが現れるという超展開。ああ、この積み木がデウス・エクス・マキナで最後は崩して世界を崩壊させて風呂敷畳むンすね、まで分かるというのはまあわかりやすさというか安心感もあり。ただ前半で尺を取りすぎたのか息切れしたのか、ちょっと後半の展開が早足すぎてちょっと物足りなさを感じてしまった。カリ城みたいに粘り強く風呂敷畳んでいく醍醐味には及ばなかったかなあ。でも最後の崩壊する塔をバックに身重の継母とババァとペリカンとインコの大群を引き連れて現世に帰還するシークエンスは爽快感があって良い終わり方だった。終わりよければ全て良し。
というわけで、宮崎アニメ史上最高傑作!とか全世界刮目してみよ!みたいな感じではなかったけど、何が起こるかわからないまっさらの宮崎アニメをハラハラドキドキしながら見るというとても楽しい体験をさせてもらえて本当に楽しかった。アニメ版ナウシカを初日初回に劇場で観てから何十年も経ち、世の中もアニメも色々と様変わりしたし自分もだいぶ歳をとったけど、あの頃のように前の晩まで期待に胸膨らませて劇場へ馳せ参じ、心の底から大笑いさせてもらえて本当にありがとうございました。次回作も楽しみにしています!(オイ