フエタロさんの日記です。

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セルアニメとCGの事。

id:mamiya-c:20041214#p1

あとお聞きしたいのは(誰に?)、今背景やなんかは実写により近くなっていると思うのですが、人物や動くもの関しては、線は依然ありますよねえ?黒い線で形が描かれてますよねえ?あれはアニメであることをやめないためなのでしょうか?単にそのが動くものが際立って見やすいからですかね?そうした方が制作しやすいから?決まりごと?

なんか聞かれてるような気がするので答えてみるよ。
あー、まず日本のアニメの現状としては、セルを使ったアニメというのは、商業作品では既に絶滅しているはず。セルに見えるアニメは手書きの原画をスキャンしてコンピュータに取り込んで、デジタル彩色しているから、あの黒い輪郭線にノッペリした着色をしているのは、まさに『アニメであることをやめないため』だと思うな。とはいえ、『イノセンス』みたいにセル画調の2Dにエフェクトをつけたり、『アップルシード』のように3Dモデリングをトゥーンシェードで輪郭線を強調してセル画調に似せるという2.5D的な手法や『ファイナルファンタジー』のような実写と見まがう3Dもあったりする訳で、作家の表現やバジェトの要請で適切な手法を選択するというのが現実かと。うーん、イマイチ判りにくくて申し訳ない。