A.C.クラーク死去。
享年90歳。彼がこよなく愛したスリランカの終の棲家で亡くなったそうだ。SF作家として比類なき業績を築いた言わずと知れた『2001年宇宙の旅』や『幼年期の終わり』の作者だが、僕は『楽園の泉』や『海底牧場』のような技術者が主役の近未来もの、『イルカの島』や『宇宙島へ行く少年』といったジュブナイルが大好きだった。
10代に読んだ彼の小説が、自分の人格形成に大きな部分を占めている事を今更ながらに幸せに思う。『楽園の泉』で描かれた技術者の心意気は今の自分の支えになっている。
盟友のアシモフ、ハインラインも既にに鬼籍に入っており、正直ついにお迎えが来たのかという感じだが(笑)、やはりさびしいなぁ。
本当に素晴らしい小説の数々をありがとうございました。