『IVY〜アイビー〜』全曲レビュー
- アーティスト: 桃井はるこ
- 出版社/メーカー: AKIHABA LOVE RECORDS
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: CD
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01.「IVY〜アイビー〜」
表題作にしてモモーイ節ド真ん中ド直球なキラーチューン。ちょっとダウナーなAメロ、切ないBメロを経て転調のサビで一気に広がる21世紀賛歌とでもいおうか。『手錠は私が外してあげよう』『不器用で正直で傷ついたあなたをわたしは抱きとめたいよ』とか泣けるフレーズに『タワーはそこに建ってる』『憧れの種蒔いた1985』『でもあの子は流れ星になった』などの小ネタやIVY!などのコールを散りばめた歌詞は彼女にしか書けない個性的な言葉に溢れている。
02.「Kiss! Kiss! Kiss!」
1曲目が今そこにある未来の歌だと思ってたら、2曲目からさっそく変化球のフィフティーズ!モモーイの萌え声との相性はとっても良いなあ。あと合いの手の『なんとか大学?』『上上下下左右』『それは仕様です』『しょぼーん(´・ω・`)』とか変な声がかわゆすなあ。
03.「勝利の女ネ申☆」
アニサマ先行シングル曲。すっかりライブではおなじみになりましたwCメロの『4年前のキミはどうしてた?』とかアウトロのあたりが結構凝ってて好き。
04.「SWEET☆CANDY」
エロゲの主題歌なので割りとストレートなラブソング。待望のフルサイズ収録だ!アレンジのピアノと2番のBメロの処のドラムが凄い好き。
05.「☆自演乙☆ソング2〜世界編〜」
06.「The wall〜越えられない壁〜」
超後ろ向きな失恋ソング!飛び道具だなあ。なんつうか青春黒歴史絶賛再放送中、みたいな?アレンジがめっさかっこいいなあと思ったら、REBECCAとかチエカジウラとかやってる人だった。どおりで。
07.「永遠のオルスバン」
カタカナで書くとエステバンとかエレキバンみたいですね。それはさておき、なんつーか昭和歌謡曲で明るい感じなのに歌詞は根暗な引きこもりっつー感じの不思議な曲。『動画など見てああぼんやりするの』とか『自動車も更新もわたしにはああ関係ないの』とか痛々しすぎてもうね…。今回のアルバム新曲はどれもこれも飛び道具ばっかしやな!だがそれがいい。
08.「Break down,Break dance!」
元々は他の歌手へ提供した曲のセルフカバー。ゲームの特典CDにはモモーイの仮歌デモ版というのが収録されていてそれが…むにゃむにゃ…だったり。やっぱアレンジの力は凄いなあと変な感心をしてしまったり。僕もglow stickをフロアでshekeしてえ!
09.「E.S.P.〜Thanks to Mamichan〜」
わーお!元はエスパー魔美のDVDボックス特典CDに収録されてたトリビュートソングで入手難易度が高すぎて諦めてたのが奇跡の収録!生きてて良かった!エスパー魔美がリメイクされるとしたら主題歌にして欲しいくらいの完成度。サビのBEEP!x4は今までぴーっぴっぴっぴーだと思ってたのは内緒だよ。
10.「music as muse」
この曲もフル版聞くの初めてだったかしらん。モモーイの歌う一人称が『僕』な歌って、割とどの曲も好きかも。なんか初々しい感じがなんともくすぐったい感じで。