【ネタばれ】ヱヴァQの話をしようか。

まあ見たい人は大体見ただろうから、そろそろ感想を書いとくかね。
全体としては、前編見たことのないビックリ映像のオンパレードに、およそ親切に説明しようという意図を放り出して突き進むストーリー展開と、破とは違った意味でエキサイティングな体験であった。ファンにおもねるだけの作劇を良しとせず、果敢にチャレンジしたスタッフの度胸に感服させられっぱなしで嫌なニヤニヤ笑いが終始止まらなかった。まったく次回作が楽しみでならないぜ。
最大のサプライズはなんといってもヴンダー。満を持しての万能戦艦登場ですよ！これがなきゃ庵野作品とはいえないよな！発進シークエンスの濃厚な描写もこれこれ、って感じ。廻りに浮いてる護衛艦に吊ワイヤはちとやりすぎかと思ったけど。
あとグランプリの鷹を口ずさみつつハンドガンを華麗に撃ちまくる８号機がいかしていた。どうもエヴァの兵装では一番不遇というかプログナイフ以下というポジションに甘んじていたのが出世したものだ。アスカとマリのツーマンセルは、フォワードとバックアップという役割分担がきっちり決まっていて、14年の間に行われてきた二人の共闘をしのばせる。外伝で、二人が傭兵として各地を転戦する話とかみたいよ。