実写版進撃の巨人見てきたよ【ネタバレ気味】

序盤の壁崩壊から巨人襲撃までは物凄い迫力であった。キモい巨人が襲ってきては人間をモシャモシャ食べてしまうというのを実写でやると、それほど直接的なゴア描写が無くても嫌な感じに出来るものだという驚きもあり、いきなりのミカサ退場でこりゃあ原作とはずいぶん違うルートに入るんだなと思い知らされる。
と言いつつも2年後の入隊後はなんか調査兵団でバリバリやるというよりは、口減らしに使えない連中かき集めて最前線で爆弾運搬という残念な展開で、別の意味でハラハラドキドキの展開に！乳繰り合うスイーツカップルに当てられて、ミカサを喪い童貞街道一直線のエレンに襲いかかるシングルマザーの甘い誘惑！巨人の前にギャルママに駆逐されちゃう！っていうか、この緊迫した状況でそういう色気出してる奴らはホラー映画だと大体死ぬよねフラグだよねこれって思ってたら大体予想どおりだった。
原作に一番忠実だったのはハンジかな。性別以外はバッチリな再現度で素晴らしく天然で常に常軌を逸している感じ。サシャも食い気キャラとしていい感じだったけど、ホークアイさんばりのアーチャーっぷりがカッコ良すぎて卑怯だった。爆薬付きの矢とか持たせたら戦闘力高そう。オリジナルのキャラでは謎のトマホークデブが大活躍だった。恐らく彼は地上戦における人類最強。巨人を一本背負いでぶん投げるとかトマホークでアキレス腱切って動き止めるとか。後編では絶対更なる大活躍を期待したい。シキシマは…えーっと、なんかその出てくると失笑が漏れてしまうファニーな感じで憎めないというか謎のキャラだった。そのリンゴ、どこから持ってきたのよ。
そして追い詰められた人類の前に颯爽と登場する燃える巨人、敵か味方か謎の巨人！かっけえ！この展開は燃えるな！というところで前編終了。ちょっと中盤で無駄な濡れ場めいたシーンとか笑わせようとしてるとか思えないシーンも所々あったけど、街のセットとか軍艦島の廃墟とか迫力あって楽しめた。しかし一番不満だったのはエンディング、せっかく鷺巣詩郎の格好いい劇伴を使ってて次回予告で期待を盛り上げた後のエンドクレジットで流れる某ミュージシャンのクソダセえ主題歌が全てを台無しにしててクッソ萎えた。違うだろ！そこは勇壮なジャカジャカ系音楽で盛り上げる処だろう！まだアニメ版の主題歌そのまま流した方がマシだったよ。
結論としては、僕は結構楽しく見れたし後編も楽しみだけど、減点法で映画見る人とか原作に思い入れがありすぎる人にはあんまりオススメしないけかな。大らかで良かった探しの出来る人ならそこそこオススメかと。