フエタロさんの日記です。

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永野家の一族へ行ってきたよ。


シンガーソングライターの永野希さんとその実母であり漫画家の永野のりこ先生、そして多分一般人のお父さんという前代未聞の謎イベント、開催が告知されたときはのんちゃんはまだしも、あのコミュ障の永野先生や普通の人のお父さんが壇上でトークとか大丈夫なのか、超しょっぱいイベントになってしまう事故案件なのでは?という様々な不安が去来したものの、二日前に公開された田中圭一氏によるのんちゃんへのインタビュー漫画*1が公開されるというナイスアシストもあり、こりゃあ化けるかもな、という予感を胸に抱いて渋谷のロフト9へ。入場時に渡されたポストカードにはなんと永野先生直筆サイン入り!もうこの時点で先生の人となりが伝わってきて泣ける。

しばらくしてまずは第一部、のんちゃんと永野先生の母娘トーク。予想に反して永野先生が恐ろしくノリノリの躁状態でマシンガントークをキメまくり、さながら漫画のあとがきでぐるぐる書きなぐっているあの文章をそのまま聞かされてるような勢い。もう爆笑しまくりで腹が痛かった。しかもちいさいのんちゃんに歌って聞かせた寝物語のテーマソングをノリノリで絶唱する永野のりこ先生。なにこの神イベ。っていうかこんなにアッパーでキメキメな状態だと明日になったら反動で落ち込んじゃんじゃなかろうか、て余計な心配すらしてしまう。といいつつも、永野先生が語る、過去のつらい経験から創作活動と子育てを経て人生に希望を見出していく経験談はその作品のテーマそのものという説得力と重みのある実感のこもったお話であった。他にも子連れ徳間書店に持ち込みして原稿を見てもらっている間、幼いのんちゃんは親切な徳間書店の人に大判焼きをごちそうになったとか、今話題の「この世界の片隅に」に絡めて出演声優の新谷真弓さんがナガノ者で嬉しいとか色々な話題であっという間に前半戦終了。
後半戦ではお父さんを交えて一家勢ぞろいにてのトーク。お父さんは音楽が趣味という事で、若い頃に原宿でジョン・レノンオノ・ヨーコとすれ違った話とか、ネットに書けない面白トーク連発で凄かった。そしてライブパートではお父さんのウクレレを伴奏にのんちゃんのアコースティックライブが3曲。いつものノリとは一風違った落ち着いたボーカルスタイルで新たな魅力を見せられた気がする。そして最後はなんと母娘二人でのモスラの歌!っていうかお母さんハモりの下のパート完璧なんすけど!振り付けもシンメトリーに決めて神イベを〆たのでありました。
最初はどんなイベントになるのか心配だったけど、終わってみたらクリエイターとして活躍する母娘の生き様を語りつつも爆笑の超神イベだった。この親にしてこの子ありという濃厚な絆を感じさせつつも、お互いに初耳だというトークも飛び出したりする、最高に面白いトークイベントだった。っていうかお父さんが飛び道具すぎる。ネットに書けないレベルで。今日のイベントはノゾミストにとっては永野希さんの面白両親を見られたイベントであり、ナガノ者の皆さんにおかれましてはちいさなのんちゃんがこんなに立派で素敵なプロの歌手に成長した姿を見られる、素敵なクロスオーバーだったのではなかろうか。
そして個人的には見知らぬ隣のお姉さんに柿ピー貰ったのが地味に嬉しかった。いい人だ。