フエタロさんの日記です。

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桃井はるこ『Pink Hippo Album〜セルフカバー・ベスト〜』収録曲解説。

昨日のモモーイ党せーけん放送でタイトル・発売日・収録曲が発表されたセルフカバーアルバム。その収録曲について解説をしていきたいと思う。アルバムの発売が7/20、ワンマンライブの7/24までの期間が殆どなく予習が難しいので、予習大好きなモモイスト諸兄はオリジナル音源を入手しておくのがよろしいかと。カバーとオリジナルの聞き比べも一興か。なお、以下はせーけん放送での発表順で、CD収録順とは異なるとの事。

2015年3月発売。舞台上演は2014年12月だが、モモーイがこの年に作った提供曲で一番よくできたメロディだと自画自賛してた。オリジナルの歌唱は舞台の主演を務めた蒼井翔太新田恵海のデュエットだが、CDには新田恵海のソロVer.が収録されており、恐らくカバーされるのはこっちになると思われ。ソロVer.では蒼井翔太パートが追っかけコールになるのだが、モモーイのライブで披露されたFCツアーとワンマンライブ、どちらも知ってる人が少なかったらしくコールを入れてるのが自分以外殆どいなくて寂しかった苦い思い出が…。きっと今度はみんなやってくれるに違いない。

Get goal! (通常盤) (TVアニメ「ロウきゅーぶ! SS」OP&ED主題歌)

Get goal! (通常盤) (TVアニメ「ロウきゅーぶ! SS」OP&ED主題歌)

2013年7月発売。オリジナルシンガーはアニメのヒロイン5人の声優ユニットRO-KYU-BU!だが、モモーイも度々ライブでセルフカバーを披露している。サビの『Show you guts cool say what 最高だぜっ!』という空耳フレーズが話題となった。

宝箱―TREASURE BOX―/プラチナジェット(TVアニメ『SHIROBAKO』新オープニング/エンディングテーマ)(初回限定盤)

宝箱―TREASURE BOX―/プラチナジェット(TVアニメ『SHIROBAKO』新オープニング/エンディングテーマ)(初回限定盤)

2015年2月発売。オリジナルはメインキャラ役の声優5人によるどーなつ◎くいんてっと。コミケ企業ブースで発売されたCDには、5人のソロVer.が収録されている。2曲目の提供曲とあって、自分に何を求められているかがすぐ理解できて一発OKだったとのモモーイの弁。作中で製作されるアニメ『第三飛行少女隊』にちなんでジェットなのかな。この曲もワンマンライブ等でモモーイが何度か歌っている。

  • 4.『倍速恋愛時計』

未来が私を待っている(通常盤)

未来が私を待っている(通常盤)

2012年3月発売。モモーイがプロデュースするアイドルユニット、アフィリア・サーガ*1の曲で、PSP用ソフト『たんていぶ』第三巻のOPテーマ。女性の切ない心情を描いた歌詞がサーガメンバーにも評判の高い曲である。

自殺サークル [DVD]

自殺サークル [DVD]

2002年公開の日本映画で、作中に登場する5人組アイドルのデザートの曲として、映画のエンディングで使われた。園子温監督はMail MeのPVも撮影している*2。この曲が収録されているOSTは現在廃盤で入手困難である。モモーイ自身の歌声もなぜかボーカルに混ざっているのだが、デモテープのテイクを使われたそうな。今と違って技巧を凝らしていないシンプルな作りだとの本人談。ニコ生や2014年ワンマンでの弾き語りで歌われた事は何度かあったが、ついに悲願のセルフカバー達成である。嬉しい!

  • 6.『My resolution 〜あの時計の下で〜』

My resolution~あの時計の下で~

My resolution~あの時計の下で~

今は亡きAKIHABALOVE RECORDSの第二弾シングルとして2009年5月発売。モモーイと色んなアーティストがコラボしていくというプロジェクト、Summer of Loveとして奥井雅美と組んだのだが、その後の展開はなかったというちょっと切ない不遇曲なのである。ライブでもモモーイと奥井が共演した海外公演での1回のみというレアさ。モモーイ自身の秋葉原で過ごした青春時代を綴った歌詞は、モモーイが歌うべきだと思っていたので、納得というかなぜ今までカバーしなかったと言いたい。歌詞に出てくる今はもう動かない時計、電気街口にある街頭時計でこの曲が作られた当時は駅の大規模改修に伴い止まっていたのだが、改修が終わった後は華麗に復活して時を刻み続けている。この部分の歌詞は変更されるのだろうか。ちなみにこの時計、Ingressのポータルとして登録されているのだが『桃井時計』と名付けられている。モモイストAGの仕業か!あと、俯いたから気が付いた世界の真ん中は、当時歩道の路面に世界の各都市の方角が記された表示があったそうな。

  • 7.『Last Stop』(ドラマCD『新新宿駅企画課あるぷすひろば』主題歌)

野川さくらへの提供曲はわりと多いのだが、その中から選ばれたのは鉄道をテーマにしたこの曲。モモーイのライブでこの曲が歌われたらやっぱりフロアをモモイストトレインが運航されるのだろうか。歌詞のファイナル・デスティネーションというと激しいゴア描写が売りのホラー映画シリーズを連想せざるを得ない。

  • 8.『ロックンロール☆バレンタイン』

ロックンロール☆バレンタイン

ロックンロール☆バレンタイン

原曲はニトロプラスのアイドルキャラクター、すーぱーそに子のソロ楽曲である。そに子はライブやらないのでモモーイのセルフカバーは非常にありがたい。アラザンを流れ星に見立てて願いをかけるフレーズはアフィリアサーガのS.M.L.にも出てくるけどド忘れしてしまったのだろうか。この曲のジャケットをモチーフにしてフィギュアが発売されたが、大変エロ…セクシーな出来でモモーイさんも太鼓判である。
すーぱーそに子 ロックンロール☆バレンタイン (1/6スケール PVC製塗装済完成品)

すーぱーそに子 ロックンロール☆バレンタイン (1/6スケール PVC製塗装済完成品)

Reckless Fire

Reckless Fire

ここからはセルフカバーではなく、男性ボーカルアニソンカバー枠。ファン投票曲の中から選ばれた。この曲はモモーイ提供曲には見られない熱さをバッチリ織り込んだ熱血ソングである。スクライドには特にモモーイは関係していないのだが、2001年の放送当時TVアニメの仕事に関わり始めており、業界人的な視点で見ていたと述懐している。

supernova / カルマ

supernova / カルマ

オリジナルは2005年のBUMP OF CHICKENだが、ゲームのテーマと密接にリンクする歌詞が評価の高い曲である。また、同名のTVアニメ版でも同曲がOPとして使用された。ゲームに登場するメインキャラのアニスをモモーイが演じているのである意味因縁深い曲なのが選ばれた理由か。アニス・タトリンとしてカバーするのか、はたまた桃井はることしての解釈になるのか、今から楽しみだ。