フエタロさんの日記です。

はてなダイアリーサービス終了に伴い、2019/1/1よりこちらに移転しました。はてダでの更新日数は5625日でした。

日記。

ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ観てきましたぞ。前評判に違わぬ素晴らしき怪獣映画であった。
シンゴジラになかったしギャレゴジで物足りなさを感じた怪獣プロレス要素を特盛でツッコんでくる豪腕怪獣映画、それがゴジラKOM!今大画面大音量で見ておくべきマスト映画、それがゴジラKOMだ!人間ドラマはないこともないけどまああれだ、牛丼の紅生姜よりは多いぞ。ストーリーは色々と荒っぽいところもあるが、一番の見せ場であるド迫力の怪獣プロレスとオリジナルの東宝怪獣映画への多大なるリスペクト、それさえあれば文句などつけようもなく、むしろここまでやってくれて本当にありがとうと感謝してもし足りない。自分的には怪獣プロレス路線というとガメラ3とVSビオランテが双璧であったが、それに伍するレベルで面白かった。やはり現代のCG技術で描かれた怪獣描写は実に素晴らしく、特に大怪獣バトルを足元から見上げるちっぽけな人間視点は着ぐるみでは出せないリアルな臨場感あって興奮させられた。これぞ映画の醍醐味であろう。本作に出てくる怪獣たちはみんな凶暴で人知を超越した恐るべき連中なのだけど、たまに見せる仕草が生き物っぽいユーモラスさがあって面白かった。そういうところは昭和ゴジラみがあるなあ、今までのゴジラ映画を観て育った人だからこその描写だと嬉しくなる。海の向こうの同胞からの最高の贈り物だよ。
しかし前作でも思った事だけど、レジェンダリーゴジラはガーディアンオブユニバースでありやっぱし平成ガメラなんだよな。怪獣を善玉でも悪玉でもなく人間サイドと共闘可能な存在として描こうとするとそこに落ち着かざるを得ないということだろうか。今後のモンスターバース作品でそういうゴジラがどのようになっていくのかというのは気になるところ。あとは魅力的なオリジナル怪獣を登場させて欲しいものである。ムートーは東宝生まれの怪獣に比べるとイマイチ魅力に劣るところがあったからなあ。